『幸運な病のスタディ』(8) 20日で6kg痩せても大丈夫 肥満とその対策(2)

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30代に肥満からのII型糖尿病と診断された僕にとって、最大の問題は肥満だ。
2015年から、炭水化物をほぼ摂らない食事の組み立ては出来ていたのだが、痩せなかった。
これは問題であった。
現実を適切に説明できない仮説は誤りである。

しかし、2018年5月20日から20日間酒を止めることが出来た。
その結果20日で6kg痩せていった。

体内で何が起こっているのか、僕は自分の体を実験台に仮説を検証する(笑)。



現在の栄養学の一番の問題は、『食品交換』である。
この考え方は「糖質」「脂質」「タンパク質」をまるで別なものと扱う考え方である。
1980年台の栄養学は「政治的に正しい」ものかもしれないが、人々を幸福にはしない。


「寝ている間に痩せる」という話を最初は信じられなかった。
2017年3月から食事と排泄のたびに体重を測り始めた。
そうしたら、3-4時間眠るたびに小便がたまり、出すたびに減る(ここまでは当たり前)。
そして、前日の同じ時間と比較して3-500g減っているのである。
これは驚きだった。

運動している時に脂肪が燃焼して体重が減るのではなかったのである。
運動は体内でのエネルギー使用量の20%にすぎない。
それを考えれば当たり前なのであるが。



頻繁に体重を測ることで、体重は大きく変動するということをしった。
脂肪や筋肉は脂質・タンパク質のプールで、貯蔵庫と言うよりも財布といったほうが的確であることも知った。



炭水化物を摂らない食事は体内のブドウ糖を枯渇させる。
肝臓には10時間分程度ブドウ糖がキープされている。
ブドウ糖は常に体内にある程度の量が必要なので、足りなくなるとタンパク質と脂質から作り出す(糖新生)。

そして、夜寝ている間に、プール分の糖質を作り出す。
そのために、寝ている間に痩せると僕は考えている。




理屈はあまり賛成出来ないけど、この本から2017年の体重測定は始まりました(笑)。

この後の記録は後日整理してアップします。
しかし、酒飲むと痩せないこと・飲まないと500g痩せることを数字で見えたことは大きい。
2017体重2.pdf 直
2017体重1.pdf 直



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