ハチワンダイバー(2)ミルク 中静そよの彷徨

ハチワンダイバー 28 (ヤングジャンプコミックス)

ハチワンダイバー 28 (ヤングジャンプコミックス)


父は将棋道場を経営する真剣師、兄も真剣師
2人とも奨励会崩れである。

鬼将会のボスである谷生(たにお)はこの二人が鬼将会の真剣師を破り続けている為に将棋道場に行く。

そこで2人の才能を見つける。
そよの母と、その娘「中静そよ」である。

そして、命をかけた父と兄は敗れる。
そよの父と兄は自殺する。
そよの目の前で飛び降りて自殺するのである。

一人残された幼ないそよは、将棋を続け、「秋葉の受け師」と呼ばれる無敵の真剣師となる。

そよは鬼将会を潰そう決意して、最強の真剣師を探す。

鬼将会のフィールド(鬼将会ビルと言う大きなビルである)で戦いを続ける。

谷生との出会い、谷生と自分の母の間の子ども(異父姉妹)と出会い、自分の母が賭けの対象となり消えたことを知る。

そして谷生はそよに全棋譜を与え、そよを鬼として育てる。

自分の師となった男、父親の敵でありながら、母の夫ともなっている男、そよを作ったのは、谷生に対しての憎しみであった。

そして谷生を倒すと言うのはどういう意味があるのか考えさせられる。

そよの魂の落ち着く先はどこになるのだろうか。

もうすぐ、スガタボーイとそよは谷生への挑戦権をかけて戦う事になる。


早く28巻出ないかなあ。





最初の頃の中静そよの存在はどうしても違和感があった。
読み進む所で、これはこうでなければならないのだと感じることができる。



すげえ物語だ。
血の戦い、それがこの物語の大きなバックボーンになっている。

月下の棋士と言う物語の中でも「真剣師の娘」と言うキャラクタは出てくる。
神話級の面白さを奏でているのは彼女のエピソードが大きな力を持っている。

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