幸運な病のレシピ( 2677 ):2つ鍋のキャベツ炒め

「商品化された食事」「政治的に正しい皿の上の栄養学」が『ガンや、認知症、心疾患に循環器、壊疽に肺炎、透析に眼底網膜症、骨阻喪症にリュウマチ痛風膠原病に難病指定、薬で下がる検査値の異常(糖尿痛颶風高血圧に高脂血症)』を生んでいる。
「病(と医者が呼んでいる災厄)」は食事の反映でしかない。

炭水化物は毒ではない、誰もが抗えないほどに魅力的すぎる。食卓は、炭水化物が中心になり、緩慢で直接的な因果関係の見えない欠乏症を生む。
食事作りは面倒だ、私達が作れなくなったのには理由がある。そして僕は毎日素材から食事を作る。

【2021年7月9日】野菜炒めを2つ鍋でつくる。肉と野菜は最適な炒める温度が違う。肉は低温だし、野菜は高温である。肉を高温で焼くと焦げてしまいせっかくの美味しさが飛んでいく。しかしながら内部の旨味を取り出して持って来たい。僕がいつも2つフライパンで肉と野菜を分けて作るのはこのためだ。じっくりと弱火で肉を炒めて旨味を出してニンジンやきのこに吸わせて、少し強めに味を入れる。野菜は今回は一気にやっつけたが、茄子やキュウリは先に油であげるように炒めてから一回上げて、野菜軍団を入れるのが良い。大事なことは軍団が入ってくる時に油の量がしっかりとあることだ。野菜を入れて鍋を回す時に、一つ一つの野菜の刻んだピースに油の膜ができる。鍋底に接した時に油の膜があると高温で野菜に熱を渡して美味しくなっていくのだ。大事なことは高温で加熱するのだ。うまく膜ができないと野菜を煮るようなかたちになる。それは美味しくなくなるのだ。何度も鍋を返すのも鍋底で水がたまらないようにだ。