『夜の軍隊』との戦い アイザックアシモフさんのエッセイから
「夜の軍隊 Arms of the night」というのは僕の大好きなアイザックアシモフさんが「未知のX」という名前の科学エッセイの中で書いている。
このエッセイで表現されている「夜の軍隊」と言うのは、占星術を信じている大多数の人々をさしている。
科学的に考える力を持たない人々の群れを指している。
こう言った人々は非常に多いのである。
アシモフさんの占星術に対しての批判はとても筋が通っていて素晴らしい物だ。
今度ゆっくりと論じたい。
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社会にはとても沢山の「貴族」が存在する。
たいして働かないのに、会社の経営者、株主、役人(高級官僚=退職後に関連会社に入っても給料がさほど減らない人種)、政治家、独占を法律で保証されている会社(NHK、電力会社)、こう言った会社から給料をもらている連中である。
なぜNHKが駄目かはこちらを御覧下さい。プロジェクトX異論も見てね。
大した仕事をしているのでもないのに沢山のお金をもらい、多くの資産を持ち生きている。
そして、彼らは、社会的に容認されている。
マスコミを味方につけて、プライバシーという壁の向こうにいるから不公平が見えてこない。
本来、社会の不公平を見つけて告発するのがマスコミの仕事なのに、彼らから給料をもらっているからどうにもならないのである。
そして、彼らの味方をする「一般市民」がいる。
そういう既得権益を得ている会社の社員かもしれないし、単にテレビに出ている人の言う事は正しいと思っている連中かもしれない。
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僕が組合の委員長をしていた時にも、なぜか、社長、部長、課長と言う連中の味方をする組合員がいた。
彼らは出世して少しでも良い位置に行きたいと思っていた。
実は、組合の委員長と言うのは一期務めて終ると課長になるのだった。(一人の例外が過去にいた。工場長に刃向かった人である。)
様々な理由から、会社や社会的な地位の有る人間の味方をする連中がいるのだ。
僕は彼らをいつも「奴隷である事を気がつかない奴隷」とか「夜の軍隊」と呼んでいる。
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