ヒトゲノム、iPS細胞、いつ死ぬべきかの選択

ジョブズの死を考えると、人はいつ死ぬべきかを考えざるを得ない。


たしか、彼は肝臓移植を受けて数年後に亡くなっていたかと思う。
最後の数年はガリガリに痩せて凄まじかった。
何とも、凄まじかった。






iPS細胞の話がやたらもりあがっている。
言われている様に、問題の有る臓器が自分の細胞から自由に作れる様になったら、いつまでも生きれるかもしれない。
確かに死ぬのはやな事だよなあ。



いつ人は死ぬべきか自分で決めなければならない時代が来るのかなあ。
そこには、医学と言うよりも、社会の問題がある。


SFでは不死をテーマにした作品が有るが、大方は憂鬱な未来を描いている。
財力の有る人間が不死を勝ち得て王様となって世界を支配するのである。



もし、ジョブズが不死の肉体を持っていたらどうなっていたかねえ。
永遠にCEOで大金持ちで........

どうも気に入らない。




死はその人の存在を清めて箱に入れて海に流してくれる。
新しい息吹を生み出してくれる。





かつて、結核が致死率の高い病であったが、効果的な薬剤が救った様に変えて行くのだろうか?

医学などと言うものは人が何も分っていない事を証明して行くだけのものである。
医者の言う事なんて聞いていちゃ駄目だよ。





僕は癌になったら治療をしないでそのままにしたいと思っている。

駄目かなあ。


『ゲノムが語る23の物語』と言う本を読んだらそんな気持ちになった。
この本は面白い。


ちょっと憂鬱である。

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