山岸凉子の「パエトーン」が無料公開中
山岸凉子さんの著作は余り読む事が無かった。
しかしながら、こういう形でネットで公開されている事は嬉しい。
公開されている新潮社のサイト
しかし、朝日新聞はクリックしただけでこのページが開く様にしないのはなぜだろうか。
一番下のurlがリンクになっているが、実際の朝日新聞のサイトではリンクにはなっていない。
2011年4月16日10時27分
「パエトーン」から=(C)山岸凉子/潮出版社
漫画家の山岸凉子さんが、チェルノブイリ原子力発電所の事故後に原発の是非を問うた作品「パエトーン」を、電子書籍の形で無料公開している。福島の原発事故直後、ネット上で話題になったのがきっかけ。先月25日の公開以来、15万回以上読まれている。
チェルノブイリ事故から2年後の1988年に発表した。ギリシャ神話に出てくる高慢な少年パエトーンは、太陽神の日輪の馬車を暴走させ、あわや地球を焼き尽くしそうになる。
作品はこのパエトーンを、原子力を制御できると信じる人間に重ねて描く。さらに原発の仕組みや日本の原発分布、日本で事故が起きた場合の影響などを、図入りで説明している。
公開した潮出版社によると、福島の事故直後、ネット上で「まさにパエトーンの状態だ」と話題になり、山岸さんに知らせると、「ぜひ無料公開したい」と返事があったという。
チェルノブイリ事故後、山岸さんは原発について本で学び、「今、日本で起きてもおかしくない」と危機感を覚えたという。
「原発は、ひとたび事故が起きれば人間の力で制御できないほどのエネルギーを持つ。メリットに対するリスクが大きすぎ、25年前と危険は少しも変わっていない。原発について、一人でも多くの人に考えてもらいたい」と話す。
潮出版社のホームページ(http://usio.feliseed.net/paetone/)で。(安部美香子)
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