広瀬隆さんの発言、IAEAは東京電力の事故隠蔽を延長する猿芝居

広瀬隆さんが発言している。
最近どうしているかなあと思ったけど、原発関係の本も書いていたんだねえ。
何とも懐かしい。

広瀬隆さんの「眠れない話」と「危険な話」を読んだのが反核の勉強を始めたきっかけだった。


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IAEAを国際救助隊(笑)みたいに誤解している人たちがいるけど、これは間違いだ。

IAEAで広報をしていた吉田康彦さんという人のページを見つけた。

IAEAという国連機関の役割と限界/天野当選を機に誤解を糺す:この記事に端的に書かれている。

国際オンチの日本人の誤解と過大評価を糺す:いい事書いている。



IAEAは次の二つの事を目的に作られた

1)途上国に原発を作らせる
2)原発を利用して核兵器を作らせない


軍縮核廃絶とは何の関係もない。要するに原発推進機関なのだ。

原発を推進する機関が、自分たちに都合の悪い事を報告すると思うのだろうか?



東京電力は自分たちの過失でない思わせたいから、様々な情報を隠蔽する。
上手くもみ消せれば嬉しいからである。
しかし、現状では無理な事が明白である。

そこで、あたかも外部からの監査の様な顔をしてIAEAが入ってくる。
ちよっと厳しい事を言って、結局は『原子力は安全』と言うレッテルを貼っておしまいになるのだ。
猿芝居である。


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原子力発電に対しての投資は膨大な金額である。

三菱重工東芝もこの投資を回収する為には沢山の原発を作らないと駄目なのだ。


なんで、北朝鮮原子力発電所を作らせたがっているのだろうかと疑問に思った事はないだろうか?
アメリカは北朝鮮に核燃料を売りたくてたまらないのだ。


日本だけでなくて、途上国に原発を作り、その代金の回収はその国の市民から徴収するのだ。
クーラーを売り、冷蔵庫を売り、明るい夜を売り、電気代を回収する。
その電気の燃料はアメリカから輸入する。


世界の使用済みの燃料は青森県六ヶ所村に集められる。



かくして、原子力国際協力企業連合に嬉しい世界が作られて行く。





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