27円のうどんを旨く食う。冷やしウドンの絶妙。
デフレの進む日本でのスーパーでは、1玉27円のウドンが売っている。
そのまあ食うと実にマズイのだが、偶然に旨く食う方法を知った。
ウドンを食べる前に茹でるのだが、5分以上沸騰させるのだ。
ガンガン泡が出るが気にしないで火を弱くしない。
ダシは氷を入れるが水では薄めない。
その後ですぐに水で洗うのだ、ごしごしと、外側のグルテンを流すのだ。
一緒に茹でた薄揚げを刻んで、良く絞り、タマゴと一緒に食らうのだ。
そんなに材料は大きな要素ではない。そうすると、安いうどんと言う事は、手順をかけていないと言う事である。
一手間かける事が大事なのだ。
大阪にいた頃、生タマゴをのせた冷たいそばを「夕霧蕎麦」と言うものを食べた事が有る。とても旨かった。それ以来、温泉タマゴ、目玉焼き、生卵だったりするが、タマゴをのせるのが大好き。今回は目玉焼きである。
ダシ汁は濃いめで、タマゴと絡んだウドンがうまい味になる。ウドンカルボナーラである。
薄揚げも一緒に茹でてのせると嬉しい。
蕎麦うどんに葱をのせるのは僕にとってはマストではない。
冷やしウドンと言う食べ物は昔無かったんじゃないかなあ。
初めて上京した時(1980年前後)に立ち食い蕎麦やにはザルうどんは有った様な気がするが、冷たく冷やしたダシに浸して食べるのは無かった様な気がする。
1990年くらいには有った様な気がする。
うどんや、蕎麦、冷やし中華、素麺、こう言った麺類はグルテンを水で洗う。
良く冷えた水でガーンと冷やす事でしこしこ感を出すのだ。
パスタが茹でている時から食べる時までグルテンを大事にするのと良い対比である。
今日の夜食はカレーとウドンである。