父と暮らす 夕食と眠け、否応なく頑張った父の人生

夕方、父は食事に来る。
おおよそ1時間と少し、酒は一合半かた二合コップに2杯から3杯飲む。
飲まないほうがいいとは思いながら、止めろとはいえない。
うまいうまいと食べてくれる。
妻と話をしているのを興味深そうに聞いて時々意見を言ってくれる。

今日は「否応なく」と言う言葉について妻と話をしていた。
お父さんはどういう意味だと思うと聞いたら「頑張るという事だ」と言った。
「否応なく」戦争に行き生還して、「頑張った」世代の言葉だと考えたら、涙が出そうになった。

父と話をするのは楽しい。


こんなにうまいもの食べながら、失礼なことだが、眠い」と言って、本当にうたた寝する。
暫くうつらうつらしてから、「美味しかった」と言っておばあさんの待っている仏間に帰る。



朝飯である。
数日前、メンチカツを作ってみた。
ずーっと以前に作って大失敗してから作っていなかったが、意外と上手く出来た。
玉ねぎとキャベツである。甘くて美味しい。

子供達の弁当を作る時に一緒に父の朝食を作る。
できるだけたくさんのタンパク源を盛り込んで、野菜炒めを忘れない。



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