原田芳雄さん

龍馬暗殺を見たのは、夕暮れ迫る飯田橋だった。

佳作座だった様な気がする。

余りの衝撃に何も言えなくて、最後の回だから2度見ることもできなくて唖然としながら外に出た。

龍馬が、便所の中で母親に出す手紙を考えているシーンが何とも思い出される。

新撰組の隊師が切腹させられる所も何とも辛いものだったなあ。


NHKなどのドラマが奇麗で清潔な世界を作っていたのに比べて、この映画は当時の社会の感じを旨く伝えている様な気がした(本当にそうだったかは分らないが....)。



また見たいなあと思いながら、あのラストを思い出すと、そうもいかない映画である。



94037