松居一代さんに関する社会の反応を考える (5) 不倫は経済用語。ごめんで済めば警察はいらない。

松居一代さんに対しての社会の反応は面白い。
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基本的に、男はいつもセックスをしたいし、女はそうはいかない。またその逆もある。多くのトラブルはこの相性が問題となる。相性の問題だからどちらが悪いとか言うことはない。どちらの言い分にも、正義は有る。


結婚、不倫、貞操観念などというものは「経済用語」なので、決してヒトの普遍的な本能でも目指すべき理念でもない。


ヒトは満足のために生きる。そして、満足とのトレードオフ自身が、トラブルなのである。
次の本の主題である。




ちなみに、僕の経済の定義は「社会の生産性などが主要因で地域や歴史によって変わるヒトの営み」であり、「経済の分析はヒトの理解に欠かせない」ものである。





日刊ゲンダイは時折、気に入りの記事が掲載される。この記事(注1)を読んで思ったことがいくつか有る。

中頃の、「松居の動画を毎日、楽しみにしている主婦も多い(世の中の女性が、彼女らの振る舞いを見て溜飲を下げている=自分も夫を苦しめてやりたい)」という所だ。

まずはっきりさせておくが、「不倫」と言う行為は、経済的な裏切りである。
夫婦の結婚生活というのは、老後の互助的コミュニティであると定義する。
つまり、年取ったときまで互いに働いて、金を稼ぎ共同の資産を作り、やがてくる老いに向かって消費生活に入るのである。
無論、子供とか人間関係もその観点から解釈することが出来る。
無論若い頃は、自分が年老いていくなどということは考えもしない。

当然、「各種欲望の満足」に結婚は向けられる。
そして、夫婦の資産価値が上がっていくと、当然それを狙う「男女」も出てくる。
子供や金、不動産、名声、様々な資産の統合的な価値である。





離婚というのは、そのコミュニティからの穏便な離脱である。
離婚を許されていない社会においては、多くの悲劇が生まれる。
まあ、許されている社会においても悲劇が生まれることには変わりないが、殺人は回避されるだけマシであると考えたい。







オスの欲望の満足を満たすメスが現れれば、対価を払った上での関係を持つ。
その対価がメスの許容範囲内ならば、結婚という経済コミュニティは維持される。
仮面夫婦」と呼ばれる関係は多くの場合、互いの性的な満足を他で満たして、結婚コミュニティの維持による経済的なメリットをとっている場合である。


満足とのトレードオフがどこにあるか分析すれば見えてくる。






かつては男が外的な窓口であった。女は「内助」として動いていた。
無論「マグベス型」とでも言うべき夫婦のパワーバランスもあったであろう

所が、この記事にかかれている女性たちは、金持ち(松居一代さん)、正当な継承に不可欠(泰葉さん)、女性自身に価値があるのである。



そして、男の態度は何かやらかしたら、「ごめん」と謝り同じことを繰り返すのである。
これは謝罪ではない。
謝罪とは、自分のしでかした過ちを認め、二度と起こさないことを約束して、それを守るという長い道のりである。
「いくら言っても、この人は分からない」と言う嘆きがある。
しかし、男が「結婚」と言う資産形成のコミュニティの”経済的”なキーマンである限り別れることは女性にとって不利である。
黙って耐えていくことが経済的な合理性である。


いい例が、「熟年離婚」と呼ばれるものである。
夫が退職して、これ以上の収入が見込めなくなった時、もう耐えていても、その後は食いつぶすだけである。
ならば、離婚して、半分分けにするのが(内助側にとっては)一番いいことだ。

死ぬまで、内助(食事作り掃除洗濯お風呂掃除)はついて回る。
しかし、定年退職で外部からの収入は止まる。






この女性たちは、夫の破滅を願っている。
コミュニティの裏切り者に対しての制裁は、破滅(死)が重い。
和解するということは、かつての関係に戻ることである。
かつての関係とは、片側が不倫という経済的な裏切りを隠れて行い、バレても「ごめん」と誤ってまた繰り返す。

例えば会社の経理部長が汚職して、バレた時に「ごめん」と言って勘弁してもらえはしない。
首である。
しかし、社長ならば、汚職しても、怒る人はいない。まあ、社会的な制裁が考えられるが、多くの場合は、社会的な制裁を回避する方法を取る。








ごめんで済めば警察はいらない。
が、コミュニティの承諾があれば、ごめんで済むのである(注2)。
この人たち(夫)のコミュニティのボスは違う所(妻であったり世間)にいたのである。



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注1 : この記事
日刊ゲンダイのwebから
「船越、小朝、渡辺謙…芸能人夫婦は夫が翻弄されっぱなし」

つくづく女性は怖いものだ。最近の芸能人夫婦を見ていて、そう実感した諸兄も多いだろう。

 夏直前に勃発した俳優の船越英一郎(57)とタレントの松居一代(60)の離婚騒動では、松居がネット上に次々と背筋が凍るような動画を投稿。船越がハワイ在住の女性と不倫関係にあったと主張したり、船越のことを「バイアグラ男」と罵倒するなど、猛口撃を仕掛けたのだ。松居の動画を毎日、楽しみにしている主婦も多いというから世も末である。

 この騒動では、船越の所属事務所「ホリプロ」が、松居に対し法的措置を取ったことでひとまず“収束”。松居の船越に対する口撃は弱まったが、最近はテレビや雑誌のインタビューに応じたり、豪雨被災地に支援に行ったりと活発に活動している。ベテランの芸能記者はこう言う。

「ノーメークのやつれ切った表情で、船越の不倫を訴える姿に同情した人も多かったはずです。しかし、松居はもともと女優。不幸な妻を演じるくらいは楽勝でしょう。物事を大げさにして、人の耳目を集めたり注意を引くのは昔からうまかった。すべては自分のためであり、カネのためだからです。今度、水着になるようなことをほのめかしていますが、以前は映画でヌードになったこともある。メリットがあると判断すれば、週刊誌でグラビアを飾る日も近いです」

そんな中、すでにヘアヌードになってしまったのが、タレントの泰葉(56)である。今年4月にブログで元夫の春風亭小朝(62)による虐待を突然、告発。その後、会見を行い、小朝とのSMプレーを暴露。誇張があったとしても元夫とすればたまったものではないだろう。

■次にヤバいのは誰だ?

 女性に“翻弄”されたという意味でいえば、俳優の渡辺謙(57)も同じだ。元北新地ホステスの女性に週刊誌で不倫を告発され、釈明会見に追い込まれた。妻の南果歩(53)からは自宅を追い出され、離婚は秒読みともいわれている。この騒動では「世界のワタナベ」の威厳が崩壊してしまった。では、次にヤバいのは誰なのか。

「すでに報じられていますが、テニスの錦織圭と付き合っているモデルの観月あこの評判が本当に悪い。前の彼女は食事の栄養バランスを考えたりして尽くすタイプで、錦織の両親やコーチのマイケル・チャンも結婚させたかったといいます。しかし、観月と付き合ってからの錦織の成績は下がる一方。仮に下手な別れ方でもしたら腹いせで何が飛び出てくるかわかりません」(芸能リポーター
何とも気が重くなる話ばかりだが、芸能人夫婦でうまくいっている例はないのか。芸能評論家の肥留間正明氏がこう言う。

「逆説的ですが、歌手の玉置浩二ですよ。女優の薬師丸ひろ子と離婚したり、石原真理子と付き合って別れたりしてきたが、最終的に行き着いたのがタレントの青田典子だった。青田はクセのある女性に見えますが、本当に尽くすタイプで、玉置との相性は良かったんです。人は人生の中で3〜4人の“運命の人”に出会うといいますが、そばにいい女がいても、なかなか気づかない。どうしても、派手で情熱的な女性に目がいってしまい、結果、それが“裏目”に出ることが多い。そんな芸能人夫婦はたくさんいます」

 芸能界で巻き起こっている真夏の怪談の数々。留飲を下げている男性諸氏も多いだろうが、もしこれが我が身だとしたら生き地獄だ。













注2 コミュニティの承諾があれば、ごめんで済むのである。

家族というコミュニティのボスであった母はもう死んだのだ。

カエル、お前がごめんと言っていたから俺は許してきたのではない。
母が仲良くしなさいと言っていたから、どんなひどいことされても水に流してきたんだぞ。
分かるか、糞野郎。
その母をあれだけ苦しめておいて、今度は父を殺そうとしたのだ。
もう二度と俺の前には現れるな。


ネズミ、長生きしろよ。
痛風抱えて、自宅は担保で取られ、認知症と言われ、近くに子供がいながら、施設に入れられて薬飲まされて木偶人形になって、ボーっとしろ。一番上の兄を思い出せ。お前もああなるのだ。
腹抱えて笑ってやる。


お前らは、母が亡くなったあとで、自分が父の資産というコミュニティのボスだと思い込んでいたのだ。
だから俺に会社潰して父を施設に入れて1000万円の土地をネズミに売って金はカエルが取る様に提案したのだ。
俺はそんなお前らのようなクズの「おい込もうとした現実」に向き合い生きている。
会社が回っているのも、命がけの営業のおかげだ。


もう随分昔から、お前たちは、「父と母、俺と直子のコミュニティ」にとっては『ボスの客』でしかなかったのだ。


カエルやネズミには分からんだろうがな。





俺に出会わんように祈っておけ、ハグしてチューじゃ済まんぞ。

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「人生痩せたり太ったり(仮題)」のコンセプト(7) 炭水化物は嗜好品

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炭水化物は「嗜好品」と言うのが僕の行き着いた結論だ。
ただし、ある程度の年齢の人にはと言う注意書きがつく。

というか、その人の代謝の傾向によっては大変な凶器にも、武器にも、肥満の元にもなるのである。

そして嗜好品一般がそうであるように、抜け出すのは難しい。


禁酒法時代のウイスキーの様に市場を通じて富の集約を行うのである。


タバコや酒、覚醒剤、ドラッグ、大麻マリファナ、どれも人によって影響の出方が違うから社会はどう対処して良いのか分からない。


おまけに、炭水化物が災厄を招くと言っても、遠回りな招き方なので簡単な「否定する図式」ができない。


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二回目のお盆

13日はお墓を綺麗にして、亡くなった家族を偲ぶ。
いつも、この時期は考えることが多い。
母の親友が昨年末になくなった。
新盆なのでお参りした。

母との思い出をお聞きして、色々と思い出した。
仏の子供同士で思い出すことも多い。

今日明日は、縁のある方々にお参りに行く。
もう直接の知り合いではないが、これからも忘れないためである。



菩提寺は400年前に建立され他お寺様である。
市の中心部から離れているので趣が残っている。
おじちゃまの竹の子山の有る土地である。母は、なくなる直前に自分でこのお寺を選んだ。
縁を感じる。




珍しく、雨だったのでカエルが墓を登っている。

東京のカエルは嫌いだが、岡田のカエルは母を慕っている。

感慨深い。


花を選び、掃除してそなえる。
仏様の顔を知らない子どもたちも神妙な顔立ちで手を合わせる。
僕は、それぞれの墓に供えられている花を見るのが好きだ。
花を選ぶ家族の顔を思う。










裏山は本堂を囲むように森になっている。
ぐるりを回ってみたら、そこそこの運動である。

蚊に刺された。
どこでも僕は人気者だ。



何か特別なお墓なのだろう。
綺麗だった。
残されたものが、花を飾る。

考える頃が多い。




墓石が置かれたままであるの感無量だ。
どんな人生があったのだろうか。




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