割腹自殺の夢を見る
絶縁しているカエルが墓に花を送ってきていた。その夜、叩き返して、その場で割腹自殺した夢を見た。胸がスーッとした。汗びっしょりで目が覚める。
すぐに引っこ抜いて捨てた。
小便かけてやった。
うちの庭に咲いていた菊を持っていった。
母は大好きだった。
もう父も死んだのだから許せばいいじゃないかと妻は言う。
しかし,カエルは、母が認知症で苦しみじめた2013年頃、年4回来ては20万とか30万受け取っては一緒に食事もしないで帰った。
あんなに母が楽しみに待っていたのに急な仕事が入ったとか役所に提出する書類が有るから急いで「カエル」と言って帰った。
楽しみにしていた食事が無くなった母は、ますますディバスを飲むようになり死ぬ直前にまでも行った。
しかし、亡くなる直前に一度は和解した。
仲介したのは、「母の弟だといいはる地元の不動産屋のネズミ」である。
その時に自分はわずかな金額しかも父から受け取っていないと言った。
僕は隠さない、家もそうだし、自分の会社に援助を頂いたときはきちんと帳簿に乗せている。
勘案すると父の名義の不動産は皆カエルのものとなり、ネズミが買い上げることになるだろうと予想できた。
母が亡くなったあとで、ネズミは僕の会社を潰せと言った。父を施設に入れてもっとマトモななところで働けということである。
カエルも賛成した。
父は遺産を他人に遺贈したいと言っていた。
施設に入れて、遺贈などしないでネズミは手に入れてカエルにカネを払うという道が見えていた。
父に遺書を書いてもらい、今年の3月父はなくなって、不動産は遺贈された。
もう僕には何も思い残すことはない。
そして墓にはネズミが花を送ってくる。
東京では、僕が統合失調症で妄想にとらわれているから縁を切ったと言っているのだろう。
自分が田舎に帰れないのも、一周忌に呼ばれないのも、皆俺が精神病だからだといいはなっているのだろう。
母をあれだけ苦しめて、わずかない金のために父を施設に入れようとしたネズミとカエルを勘弁できない。
最近また悪夢を見る。
頼むから、俺を刺激しないでくれ。
俺は気がくるている。
一千万円もの金額の土地を赤の他人にくれてやったのだ。
お前は皆、自分のものだと思っていたのだろう。
今日も眠れない。