幸運な病のレシピ( 1992 )夜:刺し身、汁
【 2020/4/4の食事 】
夜は「汁」である。
自分の味を持たない野菜にしゃぶしゃぶ肉をたっぷり入れて薄味で仕上げると嬉しい。食べるときにポン酢などを入れても良い。豆腐も嬉しい。これを一品作ると食事が嬉しくなる。当初は夕食の組み立て方が一番難しかった。今では、この汁を中心に考えている。人に何を作ればいいかと聞かれると、まずはこの汁をお勧めする。しゃぶしゃぶ肉は少しの加熱で柔らかくなるからとてもいい。手順的にも材料を切りながら煮ていくと丁度いい。刺し身は海からの贈り物である。
ただし、満腹に食べるには作られたものでないほうが良い。冊は手軽だし、小ぶりのイナダ丸ごともも嬉しい。刺身を取ったあとで、大根とにつけると捨てるところがないが、家人はあまり食べない。
たしかに生臭いので、僕も頑張っても残すことが多い(笑)。
出刃包丁・刺し身包丁はあったほうが良い。
今使っている出刃は母が使っていたものだ。錆びついて柄も割れていたが三条で再生してもらった。良い品物だったようで素晴らしい切れ味になった。僕が死んだら息子に遺産として残すことにしている。
昼の唐揚げに、刺し身を手巻きにして食べよう。キュウリもスティックになっている。
21時位には妻がパートから帰ってくる。
その頃ビールを開けていっぱい始めよう。あからさまに待っていると忠犬のようで相手も気まずい。明日の朝はオデンを作ろうかと思う。
「商品化された食事」「政治的に正しい皿の上の栄養学」が『ガンや、認知症、心疾患に循環器、壊疽に肺炎、透析に眼底網膜症、骨阻喪症にリュウマチ痛風膠原病に難病指定、薬で下がる検査値の異常(糖尿痛颶風高血圧に高脂血症)』を生んでいる。
「病(と医者が呼んでいる災厄)」は食事の反映でしかない。
炭水化物は毒ではない、誰もが抗えないほどに魅力的すぎる。食卓は、炭水化物が中心になり、緩慢で直接的な因果関係の見えない欠乏症を生む。
食事作りは面倒だ、私達が作れなくなったのには理由がある。そして僕は毎日素材から食事を作る。
今日の食事が死に方を決める、明日の食事が生き方を決める。
『炭水化物がいらない食卓』はこちら『幸運な病のレシピ 宣言』は[http://d.hatena.ne.jp/masay