「SGLT2阻害薬を使用するときの注意点」だとさ。医師の指示に従うのではなく、自分自身として病と向き合わなければならない。

まさか「I型糖尿病」の患者に「SGLT2阻害薬」が処方されているとは思いもよらなかった。
japan-iddm.net

しかし、考えてみれば以前、お話をした1型糖尿病(30歳過ぎての発症+インスリンポンプ利用)の方は肥満していた。

血糖値も下がらなくて悩んでいた。
インスリンを打っていれば膵臓で分泌が有る人と同じなのだから食事は身体と言う姿に現れる。
その人に食事を聞いてみると、朝昼オニギリで、間食もするし、夜も似たようなもの(パスタ+レトルト)である。

僕が、食事で血糖値を落としていた頃なので、羨ましがられた。
汁を作って鍋ごと差し上げたがそのまま音沙汰がない。
忙しいから料理など作っている隙がないと言っていた(笑、僕は暇人)。

僕も、この数年の体験から、いかに食事を作るのが難しいことか実感している。
単に時間がないということだけではない。

事というのは、「家族というコミュニティ」のパワーゲームのツールなのだ。
セックスと同じようにディールの材料になる。
そしてコミュニティは他人を利用して自分に有利に働くように仕向ける。
これは「身体というコロニー」、細胞の世界、代謝のプロセスでも同じように働く。

食事は満腹になるための餌ではないのだ。

masaya50.hatenadiary.jp


「SGLT2阻害薬」というのは腎臓でのブドウ糖の再吸収を阻害する薬だ。

当然、血糖は小便になって出るから、血糖値はガツンと下がる。
しかしね、I型糖尿病とは、インスリンという筋肉や脂肪組織にブドウ糖取り込みの許可を与えるホルモン(タンパク質)を産出できなくなっている病気(身体障害)である。
治療で治るものではない(人工臓器や膵臓の移植・生成治療で治るという人もいるが僕は否定的だ)。
masaya50.hatenadiary.jp



闇雲に血糖値を下げたら問題が起こるに決まっている。
食事はそれまで通りに、「オニギリ・焼きそば・パスタに蕎麦うどん」である。
ケトアシドーシスが正常な血糖値で起こるから危険だと思われているが、それだけではない。
炭水化物で満腹を購っている食事は決定的な「栄養失調(必須栄養素以外の欠乏)」を生む

僕は炭水化物が悪いとも、毒だとも考えてはいない。
少なくとも「直行的(因果関係が明確)」な毒ではない。
あまりにも魅力的すぎるのである。
そして満腹コストが安い。
商品としては最高なのだ。
食事には、満腹になる以上の価値がある。
そして「家庭」という「食事作りを記憶する装置」の崩壊が今の多くの災厄を招いている。
しかし、問題は、それだけではないのだ。
「欲望」を「もうそのくらいにしておきなさい」と諌める装置も失われたのだ。
家庭は、個人が「もっとオニギリ食べたい」という欲望に、「もう止めておきなさい、こちらを食べなさい」と侵襲する。
「欲望を閉じ込める小さな檻」なのだ。
私達の問題は、そんな「檻=宗教・自分自身のルール」を見つけ出すことが出来るかどうかである。





ブドウ糖」は重要なものだ。炭素と水素を効率よく運び、細胞内では高速でエネルギーのリサイクルを行う。
この「C=炭素」と「H=水素」は最終的にミトコンドリア内で誘致元素となって、(呼吸由来の)酸素と結びついて「H2O=水」「CO2=二酸化炭素」に代謝される。

筋肉・脂肪組織以外では、ほぼすべての細胞は無条件で取り込み、細胞としての命を維持する。
ブドウ糖は重要なもので、決して毒ではない。
身体の中でも「タンパク質(糖原性アミノ酸)」と「脂質(ケトン体)」から作られる。