幸運な病のレシピ（ 1215 ）朝 ：味噌汁、「後片付けを科学する」後片付けから、料理作って、ゴミ捨てまで「住み込みの下男」の仕事は多い（笑）
【 2019/5/2の食事 】
ガンや多くの災厄は、早くから発症することもある。しかし、本格的にこの災厄が現れるのは50代以降である。
「医者」であろうとスポーツマンだろうと肥満したプログラマだろうと漏れなく現れる。
そして、すべての病に共通するのは「商品化された食事」だと気がついた。
誰もが大好きな「炭水化物」が中心になり「乾燥・精製工程」を経た大量生産の食事である。
そして炭水化物は毒ではない、魅力的すぎるから医学が分析していない「代謝物（生命にとって必要な水）」を食卓から押し出してしまうのだ。
1980年台を分岐点とする多くの出来事と生活習慣病の増加に関連性がある。
「地産地消」と言う言葉の発明、「大店法」、増加する「管理栄養士」、「男女の平均年齢の差」、「モータリゼーションとグローバリズム」、「地域の卸問屋、小売店の壊滅」「ファーストフードの海外仕入れと全国展開」。
たいへん大きな社会の変化があり、それによって生活も食事も変わったのだ。
これらの出来事を考慮に入れない医者のエビデンスなど何の意味もない。
素材から自分で食事を作って食べないと辛い死に方をする「II型糖尿病患者」で僕は幸運だった。
2015年からの食事への取り組で、生活習慣病（薬ですぐに落ちる検査値の異常＝糖尿痛颶風高血圧に高脂血症）とそれに続く災厄（ガンや、認知症、心疾患に循環器、壊疽に肺炎、透析に眼底網膜症、骨阻喪症にリュウマチ痛風膠原病に難病指定、。これらの災厄は「身体」の「食事」に対しての「当たり前の反応」なのだと気がついた。
では自分で作ればいいかというと、これが難しい。
例えばパスタにレトルトソースでも自分で作ったと言える。しかし、これは形の変わった「商品化された食事」である。
「乾燥と精製、大量生産と低価格」で考えればいい。そして「誰もが大好きな炭水化物（毒ではない）」は否応なしに満腹の栄養失調をもたらすのだ。
お店で調理するかキッチンで調理するかの違いである。素材の持っている「生命＝医学が分析していない代謝物（生命にとって必要な水）」はそこにはない。
この50年の社会の変化は大きなものであった。
生き方を「強制」する「家」と言う制度は捨て去られ、個人は「解放」された。かつては「家庭」で伝承されてきた「料理」を作るノウハウは失われた。
家で「素材から作られてきた食事」は「商品化された食事」との競争に敗れることになる。
私達は、生きていくために否応なく食事をしなければならない。
その一食一食から少額の税金を集める方法をアグリビジネスは見つけたのだ。
「流通と保存技術」＋「誰もが喜ぶ炭水化物」＋「乾燥・精製と大量生産」この三本柱と「良く効く薬」はセットになっている。
「医学・栄養学」は様々な災厄の原因を探すが見つけることが出来ない。
「個別の疾病」はそれぞれに「良く効く薬」や「破壊的治療法」がある。
身体を「パーツの集まり」と見る現在の医学は「老いる事」を許さない。
僕はそんな死に方はまっぴらだ。
けどね、人様のお世話にならなければならくなったら、その道を強制される。今や医療を拒否するのは病気か犯罪である（笑）。
もはや「家族というシェルタ」が老人を守ることなど望んではならない。
何も出来なくなった私達は、「おにぎりと酎ハイの老人」となる。
そんな食事は長くは続かない。施設に入り孤独の中に死ぬ道しか残っていない。
僕は父に食事を毎日作っている。
3年前には救急搬送されたり、介護認定も受けた。
最近の姿を見ると昔からやっていたことは出来るし、頭もはっきりしている。
僕は食事の力だと感じている。
家族と言うシェルターを失い、誰も作ってくれないならば自分で作る他ない。
毎日、動画をアップしている。
食事を素材から作ることのコストはこれだけかかる。
そして、僕の身体は戻っていっている。
伝えたいこと、見つけたこと
かつて、家族というシェルターの中で母の台所に立つ姿を見て、料理をつくることの価値を学んだ。
残念ながら、ともに生きて、子どもたちに食事の価値を伝えることは出来ない。
けどね、いつか僕の毎日の動画を見て、あの爺さん（僕）が元気に生きたことに思いを馳せてもらいたい。
皆人生に忙しい。
そこが問題だ、けどね、これは命がかかっているのさ。
施設での最初のコストカットは「食費」からだ。
毎日の「食事」の価値はワンコインでは安すぎる（笑）。
もっと食事の価値を見直そう。
つつがなく人生を送り自分を失わないで年老いて父と母が愛した庭を見ながら静かにあちらに行きたい。
今日の食事が死に方を決める、明日の食事が生き方を決める。
『炭水化物がいらない食卓』はこちら『幸運な病のレシピ 宣言』はこちら『幸運な病のレシピ』はこちら
人生痩たり太ったりSeason2、Season１はこちら
