幸運な病のレシピ( 859 )夜:鳥丸焼き、汁、レバー照り焼き

今日の食事が死に方を決める、明日の食事が生き方を決める。
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【 2018/12/28の食事 】


加熱が長すぎた。20分おきくらいに覗こうと思いながら、気がついったら1.5時間が過ぎていた。
鍋底が真っ黒になってしまった。まだ食べれて嬉しかった。

汁を作って、今日は終わった。
お酒飲んでいない。
少し長期戦に入る。頭がいたい。










父の食事。
多彩な生命を少しずつ、魚や肉を豊富に、野菜は食べたい量を美味しく食べる。
嗜好品(炭水化物や酒、お菓子)はほどほどに。




父の飲む酒である、かなりの量を飲んでいる。
いいのかなあと思うことも多いが、強制することはしたくない。
老人は何もできない。渡されなければタバコもジュースも食事もできない。
そしてそれで満足するかもしれない。

父の家を逃げだしたくなるような場所にはしたくない。



家にいながら「家に帰りたい」と嘆く老人を認知症と呼ぶ。
僕は、老人のそんな「嘆き」を、「年取っていく自分という現実」に対する当たり前の反応だと思う。

かつて元気だった頃、自分の言葉が周りに尊重されていた頃に戻りたいと思うのは当たり前だ。
「家」というのはGPS座標上の点ではない。

心の中にある「関係性の中の自分」である。
すでに多くの登場人物は退場してしまった舞台の終わりなのである。
医者や介護関係者に言いたい。もっと文学を読め。


僕だって、自由気ままにラーメン食ったりおにぎり食べたりしてみたい(笑)。



欲しいというものを取り上げたり、薬で黙らせたりはしたくない。
僕はそう扱われないかもしれないが、僕は父に、自分が扱われたいように接する。



30年以上前のことだが、母が僕の飲酒を心配して父の姉の旦那さんに相談した。
その時に「飲めなくなれば飲まなくなりますよ」と言った。
母は何度か僕にその話をしたものだ。


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