幸運な病のレシピ( 793 )夜:鮭カマ煮付け、汁、レバ・ハツ網焼き、「あまとう」焼き浸し、ホッケみりん干し

今日の食事が死に方を決める、明日の食事が生き方を決める。
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【 2018/12/6の食事 】



鮭のカマはこの時期のオススメだ。遡上してきた鮭を使っているので、とても嬉しい。
鮭は遡上を始めると食べ物をとらなくなるので、外洋のものに比べると味は落ちる。
しかし、旨味を入れてこんにゃくと煮るとなんとも言えない味になる(大根などは入らないで濃いめに味つけることが多い)。
別に煮ておいた煮しめと合わせて食べるとグッドである。


汁は間違いなく僕の食卓のキング(クイーンだろうか?)である。これと出会わなかったら「幸運な病のレシピ」自身が成り立たなかった。「しゃぶしゃぶ肉」を使うところがミソである。柔らかくて美味い。
炭水化物を食べないで満腹になるにはそれなりの工夫がいる。
今日はまた美味しくできた。2回お代わりした。



レバーとハツの網焼きである。
この食べ方は妻に習った。彼女の実家の食べ方だそうだ。
「レバー独特の香り」がまったく感じなくなるので嬉しい(人は嬉しい)。
レバーは脂が少ないので網に焼きつかないように焼く前に胡麻油を合わせる。



ホッケのみりん干し。
僕はホッケのさっぱり感が好きだ。
みりん干しもまた面白い。
なかなか「生ほっけ」は見ないが先日(近海物らしい)小さい型のホッケを見た。





父の食事、魚も肉もレバーもハツも、美味い美味いと言って食べてくれる。
美味いが一番。

生命が食事から自分の一部になっていく。
一緒に食事して、「何を食べ・何を食べないか」を見ているといろいろと考えることが多い。


「生命(生き物)」にとって「食事」は自分の延長である。
僕は自分で作って食べることができるが父はできない。
「食事を作ることができなくなった老人」の食事は満腹コストの安い(簡単いつくれる)炭水化物が主となる。
炭水化物は生命を運んでこない。そんな食事が主体となる「身体というコロニー」は閉ざされたままである。

できるだけたくさんの美味しいものを用意してあげたい。自分で調理できなくなって行った母のことを思い出すと辛い。もっといろいろと作ってあげればよかった。


僕の食事も骨格は一緒である。量が違う。
今日も忙しいので、酒はない(笑)。久しぶりの長期(?)にわたる「酒断」である。



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