僕のマイクロバイオーム論(26) 売れると思うのだがなあ。昨今では見なくなった「匂い付きパンティ」を分子標的薬としてリファイン。オーガズムタンパク質を大腸菌に作らせ、新薬として売ったり、DVDに同梱する」

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら


馬鹿らしいと思いながら、このエントリーは真面目である。

流れ的にはこのお話の続きです。





あらゆる情報は物質のやり取りがあって、伝えられる。

セックスに便乗して、マイクロバイオームが「今いるコロニー」から「他のコロニー」に移住する。マイクロバイオームは、共生している生物(コロニー)を操つり、より自分に適したコロニーに移住する。そうでなければ、子供を作ることをしない(非生産的な)数多くのセックスを説明できない。子供を作るという機能を持ったセックスはその副作用を利用するために使われるのである。多くの生物は粘膜的な接触を忌避しないが、人は文化によってそれを忌避すうる。3歳時の子供を見れば分かる、糞尿もペットの肛門も汚いとは思わないで舐める。しかし「ヒト」は文化的制約で禁止すると同時に別な形での開放が必要となった。そのためにのべつまくなしにセックスをしたがるのである。





【オーガズムタンパク質とは】
セックスを通じた「絶頂」が起こった時に身体のマイクロバイオームが生み出す「タンパク質=フェロモン・ホルモン」のこと。細胞(身体に共生するマイクロバイオームを含む)は環境の変化に応じて様々な物質を作り放出する。タンパクと呼んでいるが脂質との複合体(サイトカイン的なもの)であろう。

それは様々な経路でこちらの身体に返ってくる。
空間に充満して周りの生命の受容体を経由して嵐を巻き起こす。スギ花粉がどれだけ遠距離から広範囲に永承を与えているか考えると良い。余談だが、スギ花粉で元気が出る人っているのだろうか?

その反対も起こる。こちら側が絶頂に達するとその反応物質(タンパク質)は相手に伝えられて、体内のマイクロバイオームは大喜びする。

すでに、香水という一大産業はやりたいと思わせる物質を作ることで成り立っている。僕の提案は、一気に一発やっちまって終わったところまで行かせるのだかだから、話は早い。


と考えると、色々なことの説明がつく。


【オーガズムタンパク質が解明する「謎」】
マスターベーションでは満足できないのはこれで説明できる。
射精はあくまで二次的なのである。本当に満足するには絶頂物質のやり取りが必要なのである。
匂い付きパンティはこの点で先駆的であった。無論、時代の限界はあったが。

昨今の「分子標的型の新薬開発技術」は多くの悲劇を失わせることができる。

なぜ、自分より若いパートナーを選びたがるのか?
なぜセックスでパートナーを「行かせたがる」のか?
他人のセックスを現場で覗くのが何故楽しいのか?
こちらの絶頂だけでなく、相手の絶頂がもらたす反応物質には依存性のある要素があると考えればわかる。




性欲が様々な対象に向かうことも、これで説明できる。
同性に多く存在するマイクロバイオームを好むマイクロバイオームに操られている場合は性的な嗜好はそちらを向く。
決して性別でセックスの対象を決めてはいない。
種を超えたセックスもこれで説明できる。
ペットにチューするのも、マイクロバイオームが操っているのだ。お尻の穴舐めたベロで顔舐められてキャアキャア言うのはこれ以外では説明できない(笑)。
おかげで牛に住んでいた梅毒スピロへータは、人に住まいを移し数世紀で世界を一周した。コロンブスの時代である。
生命は偉大だ。






体液の交換(セックス)を求めるあの渇望は、マイクロバイオームが私たちを操るために与える餌(嗜好品)なのだ。
類似品として、「炭水化物、酒、タバコ、アヘン、コカイン、覚せい剤ヒロポン(敗戦後しばらくの間薬屋で売られていた覚醒剤)、抗うつ剤」がある。

皮膚の内側に巻き起こる「喜び」は誰にも伝えることは出来ない。







【オーガズムタンパク質が拓く未来】
この物質を特定して、薬として売るべきである。

この商品のメリットは「性犯罪の抑制」が期待される。
そして、実質的な「マイクロバイオームの交流がないから」感染症の危険がない。
介護施設・刑務所・学校などでセックスを望む入所者をおとなしくさせられる。
一般の社会では、パワハラ・セクハラを事前に回避できる。
セックスをのぞまない、夫婦間においてのレイプが防止できる。

パンティに密閉して埋め込んでおいて、デートレイプにあいそうになったら、安全装置を外してプシューだ。
もちろん、相手が気に入ったときはプシューはしない。
うんうん、こういう話は何年も同じコンドーム持って合コンに望む悲しさに少しにている。


「性暴力の理解と治療教育」藤岡淳子
子供をレイプした人の告白を読むと「どうしてもやまない渇望」に突き動かされる。
ストーカーも同じである。


なぜ、テレビではなく劇場に行くのか?
その空間には「マイクロバイオーム」が渦巻いているからである。
そう考えると、握手会って恐ろしいものだなあ。


暴徒鎮圧にも使えるかも知れない。
暴徒に向けて噴霧すると、みんなバタバタ倒れて悦楽に痙攣するのだ(笑)。


EDでセックスできなくなった時には「バイアグラ」も良いかも知れないが、あれは飲んだあとで相手が必要になる。
これだと相手はいらない。


世界の平和に貢献する。



そういえば、パソコンから匂いを発生させる特許ってgoogle申請していなかったけなあ。



【オーガズムタンパク質を文学する】


野坂昭如さんの小説で、パンティに匂いつけて売る商売の話が出てきたような気がする。

エロ事師たち (新潮文庫)

エロ事師たち (新潮文庫)



題名は覚えていないのだが、筒井康隆先生のショートショートでセックスの後で疲労回復剤を飲むお話があったが、セックスよりも「一緒にその薬を飲むこと」のほうが羞恥心のカナメになっていると言うお話だった。

ヒューゴ賞を受賞した物語である星の生物のすべての欲望を満足させる物質を使って、その星を支配する話があった。

同じように、ダリアが根を人の欲望を満足させる様に適応させることで地球上でまんべんなく栽培されるようになるお話(「征服者」マーク・クリフトン)があった。

夢を調合して、その人に味わってもらうビジネスの話があったと思うのだが名前がわからない。
P・K・ディックの「追憶売ります」だった。トータル・リコールは後ろのほうが膨らませすぎて好きではないけど、元の短編は好きだなあ。








いいことを考えついたなあ、クラウドファンデーションで資金を集めて、実地調査するか。
どこで誰と何をするつもりだ!


やっぱ、吸引型のものになるだろうか?
そもそも、オーガズムタンパク質の受容体ってどこにあるのだろうか?

「やりたくなったら、一息吸って落ち着こう」うん、キャッチも出来た。
パワハラ(社会的な利害関係を利用してプライベートな利益を得ようとする)、セクハラ(単純にセックスをしたいと交渉するー>しかし断られる場合)、ストーカー(断られてもめげないで交渉を重ねる)、同時に「101回目のプロポーズ」のようなお話は存在しない。

この新薬は世界を変えるであろう。
まさに欲望の根にとどめを刺すのである。


セックスという尽きることのない「欲望」が生み起こす様々な「派生問題」を一気に解決してくれるのである。



根っからの実存主義者としては少々「異論」もある。
しかし、年老いて、セックスもままならぬ時が来る。
若い頃感じた「あの情熱・しびれるような快感」を与えてくれる薬は、何を見せてくれるだろうか?
果たして感じることは出来るのだろうか?
年老いていくということは「感じる自分」が失われていくということではないのだろうか?

89歳の父を見ていると考えさせられることが多い。







マリリンモンロー味とかヘップバーン味、荒縄縛り風味いろいろとありそうである。
一流のブレンダーに調合じてもらうと高価なものとなるであろう。

「18歳の自分が35歳の人妻に優しく教えてもらう」「セータ服着た48歳のタレ乳のおばちゃんと.....」ん、AVの設定みたいだなあ。




うーん、飲んでみたい。



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