僕のマイクロバイオーム論(24) 正常がなければ、異常もない。自分に理解出来ないは異常なのだろうか?(2)
僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。
いつものことなのだが、僕は「ニューズウイーク 日本語版」の科学記事が大好きだ。
何が面白いかと言うと一般的な僕らの常識が映し出されているからだ。今回の記事は特に面白い。今の世界の常識を書きたいと思う。
僕のマイクロバイオーム論では、私達のような多細胞生命を「マイクロな生命」のコロニーとして考える。
そして曽於マイクロな生命はそれぞれの方法でコロニーを操り、自分の生存に有利なように環境を変えようとする。
これを仮説として様々な問題を説明すると納得がいく事が多い。
今回の問題は「幼児性欲」である。
小さい子供に性欲を抱くのはなぜか?と言う問題である。
また、同様に、老人に性欲を抱く場合もある。
LGBTQと呼ばれる性対象が自分と違う人に対しての社会的な呼び名もある。
これらを社会は一様に「性欲の異常」とみなしている。
これは裏を返せば、社会がセックスを「子供を作るという目的のためのもの」と定義していることの裏返しである。
問題は、『なぜ「感じる心」を異常だと定義するのだろう』かということである。
そしてその「正常<->異常」と言う線引は誰がどこに維持しているのだろう。
僕の理論では、「家族」と言う自分が所属する最小の(ニーズを満足させるための)コミュニティがそれらの「禁忌」を維持しているのである。そして、社会は家族を崩壊させていく過程で、この禁忌は「家庭以外」のコミュニティに外注されたのである。
僕は「セックス」には子供を作るという目的もあるが、それだけではなぜこんなに頻繁にセックスをしたがるのかがわからない。
それの納得の行く説明がない。そこで、マイクロバイオームの交流と考えてみると謎が解ける。
自分自身を「世間と異なっている」と責めなくてすむ。
自分を肯定することが出来る。
そして少し気持ちが楽になるのだ。
無論、社会で犯罪だと定義されていることを逸脱した場合にはそれなりの報復は受けなければならない。
しかし、犯罪者は常に見つからないともうから、犯罪を繰り返す。
上手く逃げおおせる場合も多い。
「石川や 浜の真砂は 尽くるとも 世に盗人の 種は尽くまじ」石川五右衛門も言っているではないか。
善悪などというものは時代の決めるものであり、決して絶対的なものではない。
私達の「求める心」こそが変わることのない生命の証である。
ニューズウィーク日本版ウェブ
女児型セックスロボットは社会の敵
Lawmakers Move to Ban Child Sex Robots2018年6月15日(金)19時00分
リサ・スペア
女児ロボットには、小児性愛者の歪んだ欲望を抑制する効果があると擁護する意見もあるが、科学的根拠はまったくない Jason Lee-REUTERS<女児のセックスロボットと交わるうち、倫理観が曖昧になり本物の子供に手を出したくなる危険は見逃せない>
女児型セックスロボットは「大人と子供のセックスは普通という勘違いの元になる」として、米議会が輸入禁止に乗り出した。禁止法案は6月13日に下院を通過し、上院に移る。
本物の女児そっくりのセックスロボットは、大きな論争を巻き起こした。大人のロボット相手のセックスでも倫理的に疑問なのに、まして子供型のセックスロボットでは小児性愛者のゆがんだ性的欲求を助長する恐れがある、と警告する専門家もいる。
「パソコンさえあれば、小児性愛者が下劣な女児ロボットを注文できる。罪のない子供を危険にさらす行為だ。セックスロボットに飽きれば、次は本物の子供に手を出したくなるだろう」と、法案提出に関わった米共和党のダン・ドノバン下院議員(ニューヨーク州選出)は言う。
悲しんだり怖がったりもできる
アメリカに輸入される女児型セックスロボットは主に日本や中国、香港製。水際でバレないよう商品名を「マネキン」と偽るのが常套手段だ。最近イギリスやアメリカで押収されるケースが相次いだことから、新たな法整備が検討されるようになった。アメリカには現在、それらの輸入や販売、流通を禁止する法律がない。イギリスやオーストラリアは、すでに輸入を禁止している。英国境局の職員は昨年、違法に輸入された女児型セックスロボットを大量に押収。それまで当局が把握していなかった多数の小児性愛者の特定につながったと、英紙ガーディアンは報じた。
「こうしたセックスロボットを買うのは多くの場合、子供への性犯罪の前科がある者たちだ」と、英国境局情報部門のダン・スカリー副ディレクターは同紙に語った。
女児型セックスロボットは本物の子供そっくりに作られている。つけまつ毛やウィッグのような倒錯的な付属品も付いてくる。悲しんだり怖がったりする表情も、感情を持った本物の子供のように再現できる。
「レイプのふりをするようプログラムすることもできる。考えただけで吐き気がする」と、米下院司法委員会のボブ・グッドラテ委員長(バージニア州選出、共和党)は言う。
セックスロボットは小児性愛者の性的欲求の抑制に役立つ、とする意見もあるが、それを裏付ける科学的な根拠はない。
女児型セックスロボットに関する研究はほとんどないが、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)の学術誌「セクシャル・アンド・リプロダクティブ・ヘルス」に6月上旬に掲載された報告書は、セックスロボットとのセックスは、いかなる形であれ、健康的に有益な効果をもたらす証拠はない、と結論付けた。女児ロボットと触れ合った小児性愛者は、次は本物の子供と性交したいという衝動に駆られる恐れもあるという。米ジョンズ・ホプキンス大学医学部の研究員ピーター・ファガンが、米誌アトランティックに語った。
「女児のセックスロボットは小児性愛者のゆがんだ性癖を助長し、倫理的な感覚を麻痺させ、より病的な嗜好へと導くリスクがある。決して放置すべきではない」と、グッドラテは言う。
(翻訳:河原里香)
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