幸運な病のレシピ( 436 )朝:「2018年のタケノコ」次の本のコンセプトを話しながらお煮しめを作った。

2018年のタケノコにはこちら


今日の食事が死に方を決める、明日の食事が生き方を決める。
『炭水化物がいらない食卓』はこちら『幸運な病のレシピ 宣言』はこちら『幸運な病のレシピ』はこちら
人生痩たり太ったりSeason2、Season1はこちら

【 2018/5/6の食事 】


宅急便で、友人や恩師にタケノコを贈るのだが、今年は煮しめを一緒に送ることにした。
今書いている本のシノプシスを話しながら作ったのである。
苦しかった最近の4−5年の思いがまとまりつつある。
母、家族、友人達に感謝している。
まだ、死ぬ訳にはいかない。




大まかなあらすじ
youtubeで時間ブロックごとに飛ばして見れます

2:13 生活習慣病と言う現実に向き合う勇気】
私達は、どう食事を作って良いのかわからない。
一人一人の責任ではない。
大きく変わった社会が「家族のための食事を作る家庭」を破壊したためである。

6:00 【レシピ本の欺瞞】
料理は簡単じゃない。ところが、昨今のレシピ本は「簡単・誰にでも出来る」のオンパレード。
これほど食事を作る人を馬鹿にしたものはない。
「家庭科=食育」では伝えられない料理の大事な所。
食べてくれる人が美味しいと思ってもらえる食事を作る。
そしてそれがその人にあった食事。

7:33 【コンビニ弁当や出来合いのお惣菜の問題点】
作っているヒトが食べるヒトを考えていない。
弁当に私達が合わせて生きている。
自分自身に合わせた食事が必要だ。
そして、誰にでも効く薬はない様に、誰でも健康になる食事もない。

9:27 【自分の人生は自分で救うほかない。】
料理作ってはまずいと言われる位なら、惣菜買ってきて食べさせるほうが良い。
どこで僕らは料理の作り方を学ぶのだろう?
決して女だから料理を作れるわけではない。
料理を作れないお前が悪いとパートナーを責めるのはやめよう。

10:20 【どんな食事が「自分にあった食事」なのか分からない】
自分にとって何を食べたらいいのかわからない!
医師の「食事指導」は一般論。
年寄りにご飯を作ってあげるのは30年後の自分のシュミレーションなのだ。

13:10 【今日の食事が死に方を決める。明日の食事が生き方を決める。】

13:40 【現代医学は2つの輝かしい勝利の記憶から抜け出せない。】
2つの医療モデルがある。
「外敵と戦う薬」と「欠乏を補充する薬」である。
このモデルでは「生活習慣病」と向き合えない。

15:40 【個々の細胞は毎瞬間変化していく。】
マイクロバイオーム、にとっては「死」は単なる引っ越しでしかない。
しかし、コロニーとしての私達の意識にとっては悲劇である。
そして「死」をいかに迎えるかを「家族という装置」は維持してきたのだ。

17:00 【1960年代からの多くの変化は見事にこの「装置」を破壊した。】
三世代同居に戻れなどというバカ(昨今の右翼の方々)もいる。
昔は良かったなんて言うのは無知の言うことだ。
僕は大嫌い。もはや戻れるわけがない。
新しいものを作らなければならない

19:40 グローバリズムは地域を破壊した。】
経済のベース(流通手段)が変わり、自営業や農家が無くなった。
平野屋(父の実家)は実例。そして私達は「継続可能な家族」を失った。
当然、「本家-分家」と言う人のつながりも消えた。

23:50 【自分で料理を作ることの価値】
コストがかかるし、作っても旨くないとけなされる。
こんな嫌なことはない。
そしてそれが僕らを守っていたシェルター
男女の平均寿命の差に秘められた社会の変化

26:50 【栄養士の数=食事行政の広がり】
家庭が失った「自分にあった食事」作りを行政が担った。
しかし、形だけなぞった「食事」は「生活習慣病」のもとであった。

28:24 【レシピ本は嘘ばっか】
がんが消えていく食事の嘘
野菜中心って何なんだ??

30:21 【食事作りは大変だ】
何よりも、後片付けが大変。
個人に合った食事を作らなければならない。
しかし、私達のは「家族という食事作りのプロパー」を失った。

31:10 【食事作りを奥さん(生活のパートナー)のせいにしてはならない。】

31:35 【家族を守る食事作り】
僕は奥さんの身体まで守っている。
奥さんが色々なヒトと話をすると羨ましがられる。
各家に一人「マサヤーン」がいるといいね。
料理作るだけでいいからね、他はだめ!

31:30 煮しめを小さい鍋でいいから(朝)作って一日食べる。】

34:00 【自分の体は自分で守る。】
食事行政はコストに追われている。
均一のものを作ることが「政治的に正しい食事」で、これが「生活習慣病」を蔓延させている。

34:30 【糖尿病は病気ではない】
インスリンは血糖値を下げるのではない。
筋肉と脂肪細胞に糖質を取り込む許可を与えている。
結果として血糖値は下がっていく。
肝臓で脂質に代謝されるヒトは太らない。

36:35 【一人一人があまりに違うから誰にでも合う食事などない】

37:41 【異所性脂肪と言う言葉の欺瞞】

39:51 代謝の話 ATP-ADPの栄養学】
栄養分析ソフトの開発をしていた。
当時から、おかしいと思っていた。
「カロリー」という言葉は欺瞞的である。

42:11 【生きた料理は毎日変わる】
毎日人の身体は変わる。
それに合わせて、食事も変わらなければならない。
食べてくれるヒトの事を考えて作る。


44:50 【医者の言う事聞いていたら殺される】
「腹八分目」の欺瞞
医者が「自分が痩せているのは腹八分目だからですよ」ということを聞くたびに腹が立つ。
なんかわからないけど医者はデブが少ない。

45:30 【だからデブの気持ちがわからない】

無責任な医師・専門家に本気で怒っています。

がんばりましょう。









ウルイとワラビと、タケノコのみそ汁。


タケノコと牛肉のオイスターソース味



僕の食事、妻の食事、トマトが安くなってきた。


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タケノコが色々なものに化ける。


明け方からのタケノコ工場。












タケノコのお煮しめなど簡単だとヒトは言うだろう。
しかし、山に行ってとってきて、アク抜きして、材料揃えて食べるなどという工程を考えたら恐ろしい話である。
全ての食材に対して、そのプロセスが介在している。
何ということだ、まさに驚異である。

太陽の下、価値あるものは簡単には手に入らない。
そして全ての食べものは価値がある。

外国からの輸入した食材であっても、それを作り、出荷して、運んで、店に並べる人達がいる。
多くの人の結び付きで私達は出来ている。
やっぱ、マイクロバイオームはすげえなあ(笑)。



3本の映画をおすすめする。以前書いた記事はこちら

1)フード・インク
古典的名作、ラストの言葉は大好きだ。
市民運動的な匂いを嫌う人もいるやにしれないが、僕は大好物だ。

フード・インク [DVD]

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2)キングコーン
グローバリズムは、消費者の社会を破壊したけど、生産者の社会も破壊した。
そんな事に気が付かせてくれる。

キング・コーン [DVD]

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3)甘くない砂糖の話
砂糖が毒なのではない。「私達自身が炭水化物を嗜好して望む」から問題なのである。
行政は、サービスの受け手が望むものを与える。
行政が悪いのではない。そこの所を勘違いしてはいけない。
問題は奥が深い。この映画で語られている事は、ある意味僕にとってのラーニングポイントであった。


世界はまだまだ捨てたもんじゃない。