白衣を着た妄言(1) 管理栄養士の「無知蒙昧」朝日新聞の記事より

どうして私達は、白衣を着た人の言葉を鵜呑みにするのだろうか?

朝日新聞のwebサイトでの記事を読んで呆れ果てた。

ただのおばちゃんが話す分にはいいけど、このヒトは何冊も本を出しているようだ。
こまった。

血糖値が下がる時に空腹になるとかメチャクチャである。
何度も書くが、僕は糖尿病で血糖値が200mg/dlを超えていても空腹だった。

血糖値は、基本的に大変重要なものなのでいつも一定になろうとしている。
なにせ、脳は低血糖であっという間に障礙がでる。
私達の体は、最重要課題として低血糖を防止する。

ケトン体もミトコンfドリアでの[ADP+P=>ATP]反応に使われることがあるが、時間がかかる。
ブドウ糖の代わりに使われるのならば、毎年4万人も(インスリンの不適切な投与による)低血糖で入院することもないだろう。


血糖値が下がれば糖新生で脂質とタンパク質から作る。
肝臓には10時間分程度のグリコーゲンが備蓄されている。


多分、この白衣の方は、運良く太らない体質(代謝傾向を持っている)なのである。
だから自分を基準に考えてこういう妄言を吐く。






肥満体質の人から「どうしたら痩せられるのでしょうか」と聞かれた専門家は、何か言わなければならない。
何せ自分の「給料」の根源は専門家であるという知識に起因するからである。
この人の「あえて間食をしなさい」と言う言葉は、今までの発言が効果ないから変わったことを言い出しているのである。
もう少し巧みになるとここに『最新の研究では』という枕詞が付く(笑)。

『今まで嘘ついてきましたよ』という事を意味しているのである。
「けどこれから言うことは本当ですよ」ということである。
騙される方も騙される方である。













そもそも肥満という分かりやすい「検査値」を異常と考える私達のメンタリティは奥が深い。
自分の未来への不安が他人へのアドバイスになって現れる。

僕は30年近く前に東京にいた頃60人位のスタッフとオフィスにいた。
そこで肥満と思われる人は3人くらいだった。
]つまり、肥満と考えられる人はそんなに多くはない。

しかし、あの60人は、おそらく「皆」高齢になれば、生活習慣病と言われるだろう。
肥満と生活習慣病の間には「相関関係」は認められるかもしれないが「因果関係」はない。
同じ「生活パターン」の中にいれば、それぞれの「代謝傾向」が「身体」という形で表現される。
検査値は「現象」を数値で表現しているだけで、「原因」を表しているわけではない。

検査値は、環境(食事や生活)に対しての身体の自然な反応である。
検査値を(投薬で)変える方法はいくらでもあるだろう。
しかし、しれは意味のないことである。





そこには遺伝的形質だけではなく、マイクロバイオーム戸言う神々との交流も含まれるのである。
そんな複雑な関係性を理解することは簡単ではない。





どうやら、食後の血糖値スパイクに対しての最近の風潮(新たな飯のタネにしようという製薬会社の思惑)に乗っているようである。




『ゆっくり食べれば太らない』と考えているんだろうなあ。




問題はもっと別なところにある。
満足という心の状態の研究である。


次の本の主題である。





アサヒコムより

太る原因、夕食とりすぎ?我慢より「あえて間食」の勧め
2018年4月6日11時36分
 「食べたいけど、体重が気になる」という人も多いのでは?

 ところが、管理栄養士の足立香代子さんは、間食を取ることを勧めています。いったいどういうことでしょうか。

     ◇

 ――ダイエットといえば「いかに我慢するか」だという意識が根強い中、あえて「間食した方がいい」と勧めていますね。

 「太る理由が『夕食のとりすぎ』という人が多くいます。なぜ食べ過ぎるのか。それは『おなかぺこぺこ』で夕食を迎えるからです。おなかぺこぺこの時、脳は糖質を欲しがり、ご飯やパンを早食いしてしまうのです」

 「そうすると起こるのが、血糖値の急上昇。一気にあがった血糖値は、下がるのも早い。血糖値が下がるときに、人は空腹を感じます。だからまたすぐに食べたくなってしまいます。昼食から夕食までは、8時間近く間があく人もいるでしょう。その途中で間食をうまくとれば、『おなかぺこぺこ』での夕食を避けられます」

 ――間食におすすめなのは?

 「果物です。容量当たりのカロ…