庭いじりの贅沢 2018年の芽吹き
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雪囲いを片付けて、昨年の枯れ葉を集めた。
毎日庭に来ては、眺めるのが好きだ。
時折、父が仏間にいる。それ以外の時は寝室で横になっている。
僕を見つけては右手を軽く揚げる、、
僕も同じように応える。
母も同じような仕草をしていたことを思い出す。
今年植え替えた千両。
一番上が芽吹いた。
雲のように芽が葉になり、赤い実がついて面白い。
幹は枯木のようでありながら命を支えている。
池の鯉もエサを食べ始めている。
元気に冬を越した。
雪柳である。
最初に覚えた木の名前だ。
茶の間から白い花が見えた。
庭の隅には猫柳があって、僕は大好きだった。
数年前に生け垣の外に群生していたが、誰かに根こそぎ取っていかれた。
母が憤慨していたことを思い出す。
一株だけ咲いていた。
増えてくれるだろうか。
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