幸運な病のレシピ( 109 ) 鯉の旨煮(タジン鍋)、ニシンの焼きびたし、里芋と牛肉の汁
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鯉のうま煮は大好きなのだが、何年か前からタジン鍋でしている。
これが絶品なのだ。ああ、幸せだ。
煮汁が多いと長く煮ないと煮飛ばせない。
あまり長く煮ると旨くなくなる。
「高熱&長時間」は余り好きではない。
タジン鍋は低温で長く加熱できるので旨味が逃げない。
鮭のバターもこれでやる。
酒は鯉の厚みの半分くらいまでにして、醤油はかけて食べるといいぐらいを目安にする。
砂糖を入れても旨いが、今回は入れなかった。
途中で3回位返して煮汁がなくなるっくらいまで煮る。
野菜もこんにゃくも入れない。
鯉は鯉だけである。
里芋は妻が貰ってきた。
泥がついていて、収穫したばかりのようだった。
朝から水につけておいて、生き返らせる。皮のまま煮る。
櫛が通るぐらいになったら水にとって、粗熱をとり、むく。
実にきれいにむける。
里芋は皮むきが難しくて敬遠することが多いが、丸ごと煮れば問題ない、
糸こんにゃくがあったので入れた。
竹の子とか色々入ると旨い。
新潟の郷土料理では「のっぺ汁」が有名である。
妻と僕とでは作りかtが微妙に違う。
牛肉は、しゃぶしゃぶ用なので最後に入れた。
柔らかい肉は長く煮ると縮むので赤身がとれるぐらいでに終わる。
旨味を出したいならば、鳥のももとかを細かく切って入れる。
三色汁のときは結構早く鳥が入る。
最後に加熱して、火を止めてからホウレンソウを入れる。
葉物は最後に入れて決して煮ない。
旨い。
ああ、幸せだ。
五分乾きのニシンはパイ皿で焼いた。
ニシンは油が強いので、焼け始めた所でごま油と醤油を加える。
最後にネギをちらしてオーブンにおいておくと旨い。
厚揚げを一緒に焼いても旨いだろうなあ。
ゴマをすって散らすと立派な箸休めになる。
菜の花とかと和えてもいい。
豆腐と合っわせて白あえにしても旨いだろうなあ。
白あえと言えば、干し柿を甘みに使っている旅館に泊まったことがある。
10年以上前に白あえに凝っていた頃作ってみたが、妻には不評だった。
干し柿が血糖値に同反応するか実験してみよう。
イナダの刺身である。
たくさん取れるのだが、すぐに生帰るので、醤油とわさびでズケにする。
父の食事。
鯉のうま煮の内臓が旨い。
見た目は気持ち悪いが、毎年これを食えるのは幸せだ。
朝の余りの豚肉などが入っているので、豚肉は調理していないが食べることが出来る。
砂肝と鶏レバーとサメの旨煮も少し入れた。
汁は牛肉を里芋が引き立てている。簡単だが旨い。
多彩なタンパク質を少しずつ。
食べる人が美味しいと思うものを作る。
僕は食事で家族の健康を守る。そして家族は僕を守ってくれるシェルターなんだ。
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妻は遅くて、父は実家で食べるので(プログラムの)ソース見ながら一杯始めた。
いつの間にかtoutubeの動画になって、妻が帰る頃には寝た。
鯉は、内臓も鱗も皆食える。
特に鱗の旨さは他にはない。
鯉こく(味噌の汁)にするとすごく美味しくなる。
カマの部分である。
鮭と同じでほとんど食べることが出来る。
考えてみれば、川魚の大型になるものは「鮭」と「鯉」だからこの2つは似ているのかもしれない。
鮭は白身魚だときいて、納得した事がある。
この辺では、鯉は沢山流通していた。
車で30分位の所の鯉屋さんも閉店していた。
鯉を食うで、10年近く前にさばいている名人を見ることが出来る。
スーパーでも最近は目にしなくなってきている。
今日も偶然一つだけ売っていたのを買った。
妻は40分位離れた土地から嫁いできたが、食べたことがなかったという。
太平洋側でも食べるところがあるときく。
数年前に鯉ヘルペスが流行して壊滅的打撃を受けたと聞く。
それでも山間の集落では食用鯉を作っては食べている。
鮭は川魚かと問われたら、川で生まれて川で死ぬのだから川魚だと思う。
僕は東京や大阪で回遊したが、多分ここで死ぬから「しばた」の人だとおもう。