幸運な病のレシピ( 99 ) まだらの卵と糸コン、イカの煮付け、ヒジキと鶏肉のオカラ

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多彩なタンパク質を少しずつ。
丸ごとの食材を調理すれば、自然と脂質とタンパク質の比率は適切になる。
食べられてくれる生き物と僕らにはそう違いはない。

炭水化物やお酒は嗜好品なので、満足できる範囲で少しだけ。



マダラの卵は糸こんにゃくと煮る。
酒と醤油で煮るのがた旨い。
切らないでに始めてに上がるころに切る良い。
中には味が入っていないので、切った後で少し煮ると良い。
多彩なタンパク質のうちでも想い出深い。
母が好きだった料理である。


イカを今日はキノコと一緒に煮た。
最後にホウレンソウをちらして青みを入れた。
結構好きだ。


オカラは一回作ると出来すぎる。人生において余りやったことがない。
オカラのパックが安売りになっていたのでやってみた。
しっとり感が出ないのが悲しい。十分炒めてから水を入れると妻に言われた。
僕の母のオカラには竹輪が入っていた。
妻の母はのオカラは蒲鉾が入っていたそうだ。
地域から豆腐屋さんが消えて、オカラも絶滅危惧種となった。悲しいことである。
しかし、先日はオカラコロッケが売っていたなあ。
産業廃棄物にするべきではない。
美味しいのだから。




極めて元気な88歳である。
作った料理を残さず食べてくれる。
いつも感謝の言葉を言ってくれる。
人生の意味を教えてくれる。




調理の難しさは後片付けにある。

どんなレシピ本にものっていないが、自分で料理をつくるのは難しいし大変だ。
何故ならば、厨房が汚れるからである。

食材を煮炊きするだけならば大したことはない。
冷凍食品をチンしたり、買ってきた弁当のラップを取るくらいならば何でもない。

「ご飯炊いて、おかず買ってきて食べる」僕はそんな食事では血糖値が高くなりすぎるのである。

なので、自分なりの食事を組み立てている。
それが「幸運な病のレシピ」なのだ。

2年半続けて、おそらく、ボケや生活習慣病にも効果のあるノウハウの塊が見つかりつつある。
「知識」ではなく、「ノウハウ」が必要なのである。

料理は実際に作れなければ意味がない。









この汚れ具合である。
僕が自分で一番最初に学んだのは、妻の後片付けの技である。
泣きながら学んだ........。
だから料理作りの難しさは良く分かる。
そして、後片付けは、世界の厨房でみな違う。
綺麗さへのこだわりがひとりひとり違うようにである。
そして、一人一人の違いを大事にするのが「幸運な病のレシピ」なのである。




ここまで片付けるのに、10分強である。
この後、妻が帰ってきて魚を焼いて、僕はビールを飲んだ。

息子は修学旅行でいない。
来年からの毎日だ。
寂しくなるが、やがてなれるだろう。


後7年(95歳まで)父は元気に生きると宣言している。
父は、約束を守る。
誠実さというのは言葉を守ることだ。
僕もそんな生き方をしたい。



元気でボケないで年を取っていける食事を見つけたい。
そんな食事は、妻も僕も元気な老人にしてくれる。
そして子どもたちに伝えたい。


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