ラリー・フリント大好き。「テロの時代」と「憲法と星条旗のもとの公平の時代」

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ラリー・フリントと言う映画がある。
彼はポルノ王と呼ばれているが(僕もこの映画を見るまではそう思っていた)、自分自身の人生の中で学び、とても素晴らしいものを見つけた人だ。






自分自身を信じることって素晴らしい。


ラストの最高裁のシーン最高に好きだなあ。
手に持った一つのオレンジ。
彼が信じたものはアメリカなんだ。



ラリーは時代の変化を体現している。
しかし、いつの時代も「この変化」は起こっているものである。
決してこの時代に限定されるもので無いことは覚えておかねばならない。
私たちは不断に変化する状況に生き、それに適応する存在である。
生きることが社会の変化を生んでもいるのだ。


素晴らしい映画は、過去の出来事を映しながら、普遍的な価値を表す。
そして、その普遍性は「今」をあぶり出している。


ラリーは生きていく上で様々な社会の抵抗にあう。


彼は攻撃され、まさに社会での糾弾を受ける。

下級審では不当に扱われ、まともな議論もないままに進む。
そして最高裁にまで進む。

最高裁法廷の描写を僕は忘れられない。
いい時代だったのだなあ。

憲法と国旗」価値を共に信じることが出来た時代の幸せな物語である。
ある意味、アメリカ万歳の映画なのである。
異なる価値も変化も受け入れることの出来る国だったというおとぎ話と言われても仕方がない。



そして今の激動(テロの時代)の後にどんな時代がまっているのか、僕に見ることは出来まい。







既に、「国」と言うコミュニティがまともに機能しなくなって久しい。


テロリズムは公平に扱われない怒りの表れである。
いくら頑張っても、正直に生きても、生まれたときにそこに既に公平でない前提がある。

ISが正しいとは思わない。
しかし、テロリストが生きて捕まらないことにもっとよく考えてみたほうが良い。

もう「生きていなくてもいい」と思うほどに怒っている人間は何者も恐れないのだ。




残念ながら、僕は日本という国を信じられない。
というよりも、国家という枠組みは国民を守るシェルターの役割を既に失っている。
無論、企業という枠組みも打応用である。
家族というシェルターも失い、私たちはどうなっていくのだろうか?
本当にシェルターが必要になる年令になったとき、保護という名目で隔離され、座り精神安定剤を飲み、暗闇をまつのだろうか。

僕は大好きである。
忘れることが出来ない。

news weekの記事を見て思い出した。

ポルノ王がトランプの首に11億円の懸賞金!
2017年10月16日(月)18時15分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
<ポルノ王、ラリー・フリントのトランプ弾劾作戦の行方や如何に......>

就任以来、ロシアの関与を巡る「ロシアゲート」に迷走人事、滅茶苦茶な振る舞いやツイートで注目を集めてきたドナルド・トランプ米大統領。弾劾の可能性を巡る報道も落ち着いたかと思われる状況で、大胆な手に打って出た人物がいる。
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inRead invented by Teads


米アダルト雑誌「ハスラー」の発行人でポルノ業界の重鎮のラリー・フリントが、10月15日付けのワシントン・ポストに驚きの広告を出稿したのだ。

トランプを弾劾に追い込むタレこみに1000万ドル!
同紙の日曜版に掲載された全面広告には「ドナルド・トランプの弾劾と罷免につながる情報の提供者に、最大1000万ドル(約11億円)を与える」という文言が謳われている。広告を掲載したワシントン・ポストは記事としてもこのニュースを取り上げている。

フリント自身のツイッタ―で投稿された広告は6万リツイートを超えている。なお、現時点でトランプはこれに反応したツイートはしていない。


民主党支持者のフリントがこのようなアクションを起こすのは今回が初めてではない。フォーチュン誌によると、フリントは1970年代から「議員の不倫関係の証拠提供者に最大100万ドルを支払う」と掲げていた。カリフォルニア州知事選に出馬したこともある。

2012年の大統領選で共和党の候補者だったミット・ロムニーの納税申告の不正を暴くなど、右派政治家の私利私欲に走った政権運営を暴露するムーブメントを先導してきた。そのため、保守派からは疎まれる存在として知られる。

トランプに対してもかねてから反対の立場を取っていた。英デイリー・メールによれば、フリントはトランプの当選が「違法」だと主張。就任9カ月を数える期間でトランプが大統領の仕事に「危険なほど向いていない」ことが証明されたと訴えている。

複数の報道によると、フリントは昨年の大統領選でトランプのライバルだった民主党ヒラリー・クリントンを支持。トランプの当選を阻止するべく、ネタ集めに奔走していたという。

今回の広告ではウォーターゲート事件がきっかけで辞任に追い込まれたリチャード・ニクソン米大統領共和党)の例を挙げ、トランプを批判。パリ協定離脱やジェームズ・コミーFBI前長官の解任を強行したトランプを「現代において明らかな敵」と表現している。

多額の懸賞金はどこから?
特ダネと引き換えになる多額の懸賞金はもちろん、1974年に立ち上げたポルノ出版事業が支えになっている。ジャクリーン・ケネディのヌード写真を掲載したハスラー誌は世界的に売れ、巨大な富を築いた。

9月に91歳で亡くなった同業界の仲間で男性誌「プレイボーイ」の創業者ヒュー・ ヘフナーの遺産がわずか1500万ドルだったことは世間を驚かせ、インターネットの波が押し寄せた業界の没落ぶりは、フリントにも重なる部分があるかもしれない。ただ、フリントは手堅かった。

過去にUSAトゥデーに語ったところによると、株式非公開のラリー・フリント・パブリケーションは5億ドル(約560億円)の価値があった(2014年当時)。現在は出版事業以外の、ビデオポルノ製作、ライセンス事業、不動産ビジネス、カジノ経営などが、収入の95%を占めているという。実業家として盤石の地位と豊富な資金源を確保している。

フリントは「弾劾は厄介な論争を引き起こすことになる」としつつも、トランプを政権から引きずり降ろさなければ、この先3年の状況はさらに悪化すると警鐘を鳴らす。「愛国者としての義務」というフリントの呼びかけに応える情報提供者は現れるのだろうか。

940803


しかし、町山智浩って薄っぺらで面白くない。
昔は好きだったんだけどね。
彼はあちら側の人間だ。

知識を振り回すばかりの空っぽなプロフェッショナル(もちろん悪い意味でね)である。
まあ、評論家などというものはそういうものだ。


僕は、アマチュアで結構。