タンス職人の作ったテーブル。

おじいさん(母の父)の作った将棋盤を、おじいさんの作ったテーブルの上に載せた。

このテーブルは作られてからもう何年経っているだろうか。











細部までしっかりと作られている。

これ以外にも折りたたみのテーブルが2つ残っている。
僕はこういう古いものが大好きである。





このテーブルを見るたびに、母や父の生まれ育った時代を考える。
そして僕達の得たものと失ったものを考える。




使わなければ意味が無いので、使っている。移動させることの出来る足(自作)をつけて使っている。表面が傷んできたので、サイズに合わせた板を探すことにした。


大学を出ても給料のいい仕事につけなかった僕に、母は、お前は職人にさせればよかったと繰り返し言ったものだ。

僕はプログラムという一品物を作る職人だと答えると、帯を縫う職人だった母は嬉しそうに笑った。

本当に自分の仕事に誇りを持って人だった。


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板があったので上に乗せておくことにした。
せっせと蝋ワックスを塗ることにした。

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