r人生痩せたり太ったり(仮題)」のコンセプト(11)体内で、脂肪は燃焼しない、代謝される。

「脂肪を燃焼させる」と言う言葉を使う人は多い。
一般的な用語の使い方であろう。

「カロリー」ということば自身も食材を燃焼させたときの崩壊熱を意味している。
30年前の考え方である。

「炭素」の化合物を高熱に加熱すると、酸素と炭素が結びついて、「崩壊熱」が発生する。
それが連続して起こる事を燃焼という。
生物が生きていける温度帯では起こらないことである。

生物の内部では、「代謝」と呼ばれる反応が起こっている。
炭素は常温でも特定の高分子化合物(酵素)と接した時に「切断・接着」が起こる。
そして、その反応は特異的であり、次々と連続して起こる。

生命の活動は細胞の中に存在するATP->ADP+Pの反応がエネルギーの根源だ。
ミトコンドリアで行われているADP<->ATPのリサイクルを行うのにブドウ糖は最適なのだ。

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