松居一代さんに関する社会の反応を考える (6) 経済単位としての結婚、家族。「乙武洋匡」を考える。

僕は乙武洋匡と言う男が前から嫌い。いかにも傲慢そうで、嫌な奴だと思っていた。




奥さんと離婚したのだが、その内実が勘違い甚だしいのである。

「結婚」は夫と、妻(子供や親もいる場合もある)の「コミュニティの運用のルール」である。
コミュニティは「共通の目的」と、「構成員の供出するべき役務」と「受け取るべき利益」から成り立っている。
この場合夫は外部から「収入を得るためのシンボル」である。
つまり彼の身体的特徴・経歴が「著作・講演会・メディア露出」を通じて金を産んでいたのである。

そして自由に使う金をある程度持っているとその金で、欲望を満たそうとする。
これが不倫である。


かつて日本の社会通念として、「お妾さん」という存在があった。
妻公認のセックスの相手で、身分の保証があった。

つまり、「妻・妾・浮気相手」と言われるロール(社会的役割)は「コミュニティでの役割」対価として「身分の保証(お金、老後の生活の保証)」を求めるのである。




社会の中で離婚が認められない場合、妻は耐える他無い。
暴君の夫に対して何も言えないのである。
しかし、時代は変わったのである。

家庭の持っていた「あらゆる機能」はほとんど外注化されるようになった。
おまけに、「乙武洋匡」の価値は暴落した。
もうこれからは金は得ることが出来ない。

そうすると、結婚状態を続けて耐えた所で何のメリットもないのである。


ところが、「乙武洋匡」の方は、そんなことには気がついていない。
結婚が聖なるもので、子供がいるのだから何があってもこの関係は壊れないと思いこんでいたのだ。




だから浮気しても、「ごめん」で済まして、俺は偉いのだぞと威張り続けたのだ。

ああ、憂鬱になる。

奥さん、頑張ってね。
まあ、親がどんなもんでも子供は育つ。

僕は、「乙武洋匡」のような勘違いなバカが大嫌い。
権威や身分、社会通念に守られて、他人を道具にしか思わないやつ。
世の中には多い。












日刊ゲンダイ「2017年8月11日の記事」より


不倫騒動は第2幕へ 元夫人に訴えられた乙武氏の傲慢ぶり

 ゲス不倫騒動の第2幕ともっぱらだ。愛人5人との不倫発覚から1年5カ月、タレントの乙武洋匡氏(41)に対し、元夫人が今月4日、精神的損害の賠償を求め東京地裁に提訴していた。不倫発覚後の別居と離婚で騒動は決着したように見られていたが、発売中の「週刊新潮」によると、乙武氏は離婚に際して、その経緯などを一切口外しないと取り決めた守秘義務に違反した上、それを「偽造」し、不貞行為でズタズタになった元夫人の心をさらに公に「蹂躙」したというのである。

 昨年11月に放送されたフジテレビ系バラエティーワイドナショー」で、VTR出演した乙武氏はこう言っていた。 

「妻は前から私がやらかしてしまったことは知っており、家庭内ではそういうものだと暗黙のうちにまわっていた。しかし騒ぎが広がっていくうちに『乙武の妻はこうなるんだ』というのが本人の中に広がっていったのかもしれない。それで耐えられなくなった。離れた方が子どもたちのためっていうのが、やっぱり大きかったのか」 
不倫三昧は元夫人の了承するところで、問題なかったが、それが表沙汰になり、騒ぎになって夫人は驚き、子どもを守るために離婚を決意したというのだが、元夫人は不貞行為の了承などしていない。そもそも、離婚理由からして違い、元夫人がそれを決意したのは乙武氏の不倫発覚後のモラハラだという。

 不倫発覚後、さすがに女と遊び回ることができなくなり、自宅にこもった乙武氏は友人を呼んでの宴席を繰り返し、耐えかねた夫人が控えて欲しいと言うと、「それなら、おまえの両親も呼ぶなよな」と逆切れ。義父母を出入り禁止にして身の回りの世話を焼かせ、夫人が子どもを幼稚園の送迎バスに乗せるためにほんの数分離れただけで激怒し、こう言い放ったらしい。

「俺の面倒を見ないと、障害者虐待防止法で訴えるぞ」と。芸能コラムニスト、おおしまりえさんは言う。

「これが事実なら、びっくりするほどの傲慢ぶりですね。完全なるモラハラであり、男の悪い思い込みまで入っている。1回でも付き合った女は、別れた後も俺の女であるという、アホで間違った思い込みです。元夫人に対して、『離婚したとしても、長年俺のことを好いて信頼していたのだから、ある程度のことなら、受け入れるだろう』との計算が乙武さんにあったように見えます。報道での態度が本当なら、セカンドレイプに等しい冒涜で、元夫人が受けた傷は相当のもの。人間は変化を嫌い、とりわけ男は変化に順応できないそうですけど、そんなの理由にならないし、訴えられて当然だと思います」

 不倫騒動の際、乙武氏は参院選出馬が取り沙汰されていた。発覚しなければ、センセイとなっていたかも知れないのだ。


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