庭いじりの贅沢 池の鯉、朝顔、雨の8月の始まり。

妻が池の鯉に餌をやりに行こうと言う。
少し仕事をしていたので目がつかれた。
2時間位で霞んでくる。
そんな時は縁側に座って、松の葉を見る事にしている。


朝顔が花をつけた。
2軒隣の家に咲いていた朝顔の子供であろう。
遠くまで来てくれた。

その家の主はいまいない。
梅とツルバラと朝顔の共生がお日様の力を受け取っている。




餌を持って、池の端に立つ。
気配を感じた鯉たちはゆっくりと回遊を始める。
そして、ひとつかみやると群がって食べる。



大きいのばっかり食べるからと言って、小さい鯉のあたりにに一粒ずつ投げてやる。
一口で食べれない大きさだと、小さい鯉が突くが、直ぐに大きいのが来て奪っていく。

そう言えば、母も同じように小さい鯉に餌をやっていた。
同じように砕いた餌を投げては「シッ、シッ」と大きな鯉を追い払っていたっけ。
「お前たちばっかり食べているから、チビちゃんが大きくならないんだぞ」と叱る。

小さい鯉はかわいい。
そのうち大きな鯉が憎らしくなってくる(笑)

この庭と共に生きることは幸せだ。



卵から生まれたばかりだと思っていたら、ずいぶん大きくなった。




「まだ寒くなったら鷺に一のみだ」
「間引く程度に食べてもらうのは結構なんだけどなあ、鷺が皆寄ってくるからなあ」
庭師さんが言っていた。


水温が下がると動きが緩慢になり、鷺にとっていい餌場になる。

大きくなるのは命がけである。
鷺も命がけである。


背中を蚊に食われた。
服の上からである。
「あなたと一緒だと蚊に食われないからいいわ」と妻は笑う。
蚊も命がけである。
やっぱ、僕の血は甘いのだろうか(冗談である)?

901595


しばらくの雨で、池が濁ってきている。
浄水機の掃除をしなければならない。