父と暮らす 今日の朝飯

おおよそ、朝8時〜10時の間に起きて食べに来る。
気温に関係するようである。
前日の飲み方によって朝5時位に起きることがあったりして、そういう時はもう一課寝るために来るのが遅くなる。
自然と昼飯も遅くなり(又は無くなって)散歩に行って帰ってきてから早めの一杯である。


欠かさずさずフレッシュな果物とヨーグルトを出す。
朝と晩である。

最初は随分、手順に苦労したが、今は大丈夫である。
 

タッパにイチゴとバナナを入れて使っていく。
バナナは4-5回で使い切る。
キウイも使うことはあるが、量が多いと「こんなにいっぱいらない」というが、残さないで食べてくれる。
嫌いだとか、嫌だとか言わないで毎日過ごしてくれる姿を見ると、自分も、ああなりたいと思う。

父の姿は、私の見本である。
わだかまりがないから、恐怖もないように見える。



果物ヨーグルトの出来上がりである。


おかずの皿はできるだけ賑やかにする。
鮭、豚肉の西京焼き、ピーマンソテー、鶏もも焼、ごぼうと人参のゴマきんぴら



子供達の弁当と同じである。
私と、妻の昼食にもなる。

魚、豚、鳥を必ず入れる。
野菜は炒めでキャベツかブロッコリやカリフラワーを茹でる。
冷凍の弁当おかずはあるができるだけ使わない様にする。



おおよそ3-40分で朝ごはんの用意は終わる。
子供の弁当と父の少食である。

昼も用意するのだが、出かけることも有り、そういう時は実家の方においておく。
バラエティ感を出すために、時折サンドイッチや焼きそばにする。







母が亡くなって1年になろうとしている。
一日も欠かしたことはない。
父は、随分元気だ。
父が元気な食事は、私も元気になる。



まだ、母の死は辛い。
もっと母にもたくさん作ってやればよかったと毎日料理を作りながら思う。
手抜きなど出来るわけがない。
時折、ヨーグルトの果物を切りながら涙が出る。

ニコニコに笑いながら、「これ、う〜んめがね」という母の顔が浮かぶ、
亡くなる前の3ヶ月間は本当に穏やかで、楽しかった。

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