ケトン体質な日々 最初のケトン体の検査、医療の中での取り扱われ方。
2001年に生命保険の入院特約をつけようと申し込んで保険会社で検査をした。
その時に、気合入れすぎて数日食事を抜いた。
なんと、ケトン体が検出されたのである。
面白いのは、このときの保険会社の対応である。
(決して責めているのではなく、社会の姿を反映していると思っているのですよ、)
ケトン体が出ているので生命保険に医療特約をつけることを拒否されて、増額されていることである。
つまりケトン体は「悪魔」だと思われていたのである。
すごい話である。
この時のHbA1cは6.1であった。
今考えると数年間の工場での生活が完全に体を糖尿病でない状態に持って行ってくれたのだろうなあ。
1992年に、糖負荷検査で完全に糖尿病だと言われたれたものが、戻っていたのである。
この時に今の僕の考え方を誰か教えてくれていたらと思う。
蕎麦くらい食える体だったと思うのだがなあ。残念である。
2003年にA1cを図ると9.1である。
2年間のソフト会社生活の結果である。
ここからAU剤の投与が始まり、僕の膵臓は死んでいくのである。
もう戻ることはできないが、あのときの僕と同じ状態の人はたくさんいるだろうなあ。
あのときの自分を心配してくれていた母を思うと不憫でならない。
尿のケトン体を測ってみた。
やはり出ていない。
血液中は普通の人の3倍あるのですけどね。
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