2016年のお祭り(1)「新発田まつり」

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新発田で一番賑わうお祭りである。台輪が出たり民謡流しがあったりする。市役所は地方復興の象徴のように喧伝する。
昔と比べる事は無意味だと思うが、観光化され、地元で暮らしている人たちにとっては過去になったのだと感じさせるものだろう。
良い悪いという判断のできる問題ではない。子供達は子供達の祭りを、父は父の祭りを、僕は僕の祭りを知っているのである。


父と食事をして、父は家に寝に帰った。
もう少し、一人で酒を飲んでいた。
酒のつまみが無くなって、家人は買い物に行っていた。
2年くらいお祭りに行っていなかった、少し歩く事にした。


 

鯉が売られていた。僕が小さかった頃はとてもたくさんあったものだが、池が減ったせいで少なくなった。一匹飼った事があって、母はいつも「お諏訪さまで買った鯉」と呼んでいた。「釣り堀で釣った鯉」「ここで生まれた鯉」などと呼ばれている鯉もいた。
 


ホルモン唐揚げ(初めて見たが、ホルモンのフリッタである)がうまかった。親父さんは岸和田からきているそうだ。来月は十和田湖(青森)に行くそうである。オム焼きそばはうまかった。このお店の作り方は他と違った。「お祭りの焼きそば」にかなうものはない。
 
お祭りの屋台の楽しみは、お店の人と話すところにある。ベランメイで、傍若無人、唯我独尊、仲間を思い、旅を続ける彼らの姿に憧れる事も多い。辛い事もあるだろうが、素晴らしい人生だと思う。


買ってきたのである、美味しかった。
 


家人も帰ってきて、皆食べた。血糖値は111mg/dlであった。


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