3500回の血糖値自己測定から見えてきたもの (2) インシュリンの役割と炭水化物が美味いのは当たり前である事自己

食事時のインシュリン分泌の仮説
平常時、膵臓ではインシュリンが作られ、プールされている。
一旦食事が始まり、ブドウ糖が入ってくるとそれに見合った量のインスリンが放出される。
その後、膵臓インスリン貯蔵庫からドンドン分泌される。
貯蔵庫の大きさや、放出のスピードによって血糖値の下がり方は変わる。
また、毎日、膵臓は(他の器官・組織と同じ様に)老化していくので日々傾向は変わる。

膵臓は、消化吸収のためのセンターである。

膵臓は、体の他の「臓器・組織」と同じ様に年齢と共に力が落ちていく。
その衰えは、炭水化物の吸収と脂肪と変換して蓄積する力と比例する。
つまり「インスリン力」とでもいうべき能力である。

食事とその力が上手くバランスが取れていなければならない。
高血糖、肥満とはそのバランスが取れていない場合である。
おそらく高脂血症、高血圧などもその範疇に入る。

どうしようもなく砂糖はうまい


ブドウ糖は爆発的なエネルギー源である。
そして、植物が太陽光線を利用して作り出しエネルギー貯蔵の最も効率的な形である。
私たちの様な形の生命(好気性生命)はみなこのエネルギーの貯蔵物をいかに利用するかよいう方向で進化(環境適応)してきた。

膵臓は、炭水化物由来のブドウ糖流入ブドウ糖は『腸』->『門脈(ここで感知)』->『肝臓』と流れる)を感知して、インスリンを分泌。
インスリンは以下の機能をはたす。

1)肝臓内にグリコーゲンの形での貯蔵
2−1)肝臓内でにブドウ糖から遊離脂肪酸を生成
2−2)脂肪細胞に対して、遊離脂肪酸を取り込んで保存する事を許可(指示)
3)骨格筋に対して、各細胞で貯蔵しているグリコーゲンの減った分を補充させる。

食事由来の炭水化物量がインスリン力と釣り合っているときは、肥満もしていないし、血糖値も低い。

やがて、脂肪がこれ以上多くなれないとなると、血糖値は下がれなくなる。
その時点で、肝臓での遊離脂肪酸の生成は止まるのだろうなあ、
血中の遊離脂肪酸が増え続けrつ事は暑のだろうか?

食事が変わらなければ徐々に高血糖の時間が長くなる。
ここからは、僕の想像だが、高脂血症やコルステロールの異常もこの流れの一つだろう。
体内で脂肪は合成させているのだという事を忘れてはいけない。



尿に糖が出るという状態は救いの神


血糖値はその瞬間に足し算されるので、食事開始時に高い時はそこに足し算される。
僕の場合、2015年5月くらいに計り始めた時は食事開始時点で200近かった。
そこに2-300の食事をするので大変高くなっていた。


無論180を超え始めると尿から糖がでて、高血糖を回避しようとする。
実は「尿から糖が出る」のは体の自衛策なのだ。
前から思っていたのだが、糖質を異彩取らないで、いると、何かの拍子(思っていた以上に炭水化物が多かった時)に血糖が高くなっても一気に下がるのである。
2016年5月10日の東京出張の時に体験したのだが、180を超えていたのが一気に下がったのである。
その時にテステープでみたらなんと++だった。



この日の14時の212mg/dlである。
この後一気に落ちるのである。
同様の事は前にカレーで起きた事がある
これもひどかったのだが、ガツンと落ちたのである。


伝統食という名前のバリア



かつて、私たちの食生活は、家族や地域、宗教、しきたり、といった多重のバリアで守ら手ていた。
食生活のコミュニティが一人一人の生活を守っていた。

この項つづく