苔玉作り。新発田「珍樹園(ちんじゅえん)」さんは最高の苔玉先生

母が亡くなって、一本の梅の枝が枯れた。木自身はまだ生きているのだけど、その枝を一輪挿しにさしたところ、芽吹いてきた。菩提寺様で苔玉を見た。昔から、苔玉を所有したかったことを思い出した。折れた後で芽吹いた梅の枝を苔玉にできないかと思い、車で20分位の所にある「珍樹園」さんというところに行ってみた。誰もいなくて、兎角のコンビニで連絡方法を調べてもらった。旦那さんは庭師さんとして仕事をしているそうなのだが、お店としては毎日開いていないそうだ。

無造作に置かれている苔玉はとても味わいがあって、素敵だった。
 

奥さんは、苔玉作り教室を開催したりしているそうである。
さすがに教え方、うまい。

次の土曜日は「月岡ワクワクファーム」で苔玉作り教室を開催するそうである。



 
すでに里の桜は散りかけているが、こちらの桜(若生 山桜)はまだ蕾があった。
無造作に置かれていたのを一目惚れであった。

少し崩れていたものを直して、新たに命を吹き込む技は素晴らしい。
花を根元に付け足していただけた。まるで魔法のようだった。
この位大きいと丸くしないそうである。



4つのうち、一つは作らせてもらった。
雪柳は母が好きだった花である。
庭の雪柳が真っ白な花をつけると嬉しそうに眺めていた。

色々とお話を伺ったが、苔玉は育てるのが難しいことがよくわかった。
水は皿に無い方がいいということである。苔にはいいが、植物の根にはよくないそうだ。
霧吹きで水を苔玉全体にかけていくことにした。

少しだけ水が鉢の底に残るくらいを目安にする。
夏場、鉢の底の水が熱くなってダメになることが多いそうである。
冬は庭に出しておいて雪の下にするのがいいということであった。

実に面白い。