最近のビックリ本

いつも思うのだが、目には何枚ウロコが入っているのだろうか?

最近、考えさせられる本とであった。

からだの知恵に聴く―人間尊重の医療を求めて

からだの知恵に聴く―人間尊重の医療を求めて

この本は現在の医療の問題を扱っている。
しばらく前に買った一連の本のグループにはいるのだが、ものすごく面白い。
僕が、「患者は病気の入れ物ではない」と何度も書いているが、同じような事を書かれている。

やはり、そうなんだよなあ。

病気は恥ずかしいもので、隠すべきものだと言う考え方はいつくらいから生まれてきているのだろうか?



アメリカ人のほうが糖尿病は多いという事をよく聞くが、日本人は『糖尿病であることを隠す』のではないかと思っている。

もう少し論理構成を考えなければならないが、多分正解だろう。

健康診断で血糖値が高めだという診断を受けた時に皆隠す。そして『境界線型』などというおかしな呼び名に安心して、膵臓が疲弊していく道をまっしぐらなのである。




この本も良かった。

ヒトはなぜ太るのか?

ヒトはなぜ太るのか?

今も読んでいるのだが、肥満と意識の関係を論じている。
このほんで論じられている「意識」と「細胞のニーズ」の関係は僕の大きな宿題の一つなのだ。
かなりいい本である。

しかし帯が最悪である。
糖質制限のカリスマが推薦しているそうである。


僕はこういうのは好きではない。
糖質制限ブームに乗って売らんかなという気持ちはわかるが、もう少し射程の長い本である。
後日詳しく書いてみたい。
結構、僕に『ド・ストライク』かもしれない。

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