ケトン体のことに関しての記事や本、インシュリンの機能に関しての表現

インシュリンの機能に関しては、「血糖値を下げる」と言う結果だけが書かれていることが多い。結果として下がるだけであり、どこかに消えてなくなるわけではない。

ホルモンと呼ばれる機能を持ったタンパク質は、細胞間での情報の伝達を行う。

インシュリンと呼ばれるホルモンの機能は血糖値(血液内のブドウ糖濃度)が上昇した時に膵臓が以下の2つの許可を出しているのである。

1)「脂肪細胞に無制限にブドウ糖を取り込むように」許可する。
&
2)「筋肉細胞に細胞内の貯蔵庫に(使って足りなくなった分だけ)取り込みを」許可する。

その結果血糖値が下がるだけなのである。

血糖値が下がるのは、
1)脂肪細胞に取り込まれて太っていった場合
2)筋肉細胞が必要な補充を行った場合
3)急激な運動でブドウ糖を浸かった場合(インシュリンは不要である)
4)尿に排出された場合


体温維持などのような安静時の使用量をの為のブドウ糖の補充は安静時しようとでも言うのだろうか。
体温の恒常性(ホメオスタシス)を支えるもっと下支えの役割を担うのである。



ブドウ糖は細胞にとって重要なエネルギー源である。
ミトコンドリアで最も効率よくATPを製造する。
なので、「脳」「肝臓」「腎臓」「赤血球」などにおいてはインシュリンという許可書がなくともブドウ糖を取り込んでいるのである。
赤血球からミトコンドリアが除かれる過程はこちらを見て。赤血球はミトコンドリアを持たないので、嫌気性の「解糖系」代謝ブドウ糖からエネルギー(ATP)を生産する。



ブドウ糖ー>脂肪細胞で貯蔵された脂肪ー>分解された「ケトン体」もミトコンドリアでATPを製造する。
タンパク質(肉)も肝臓で糖新生を経由して「ブドウ糖」となる。




どちらにしても「ミトコンドリア」で酸素とともに使われてATPを生成するのである。



ブドウ糖は兵士の為のエネルギーなのだ。
爆発的にエネルギーを放出するので炭水化物は最高の平気だったのである。
農耕が一気に世界を制した理由である。

そして、私達の体も、炭水化物を処理する機構を備えていったのである。
生命はしたたかである。
まだ、時間はかかるだろうが、炭水化物と共存するプロセスを学んでいくだろう。その点では彼らは誤っていると思う。



ケトン体のことを丁寧に解説しているお医者さん。

糖質制限は癌にも効くのである。



ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか (光文社新書)

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この本は面白かった。






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