般若心経を書く 写経な日々

昔から、『般若心経』に関しては、気になっていた。
何冊か本を入手したり、宗教関係でない専門の学者が言及しているのを読んだりした事はあった。


母が亡くなって、仏壇を買ったお店の方が、写経セット(簡単な解説と横に長い半透明の紙)を置いていってくれた。

『写経」というものをすることにした。もちろん見よう見まねであり、筆ペンで始めた。


ちょうど昨年の末に水上勉さんの宗教関係の本(沢庵、良寛)を買っていたことも幸いした。
良寛さんの宗派と同じ宗派(曹洞宗)であることもいろいろと考える切っ掛けになったのかもしれない。


毎朝、朝食の用意を終わったら、7時位に実家の祭壇の前に座り、線香を上げる。
30分〜1時間机に向かいおおよそ2枚の半紙を使う。
一枚目の半紙に音読しながら前日までに暗記したと所まで一回書く、その後に繰り返し新しい経のパラグラフを書く。

昼間も思い出したようにネットで「般若心経」を検索したりする(笑)。



写経というのは、今まで考えていなかった意味があるような気がしてきた。

まだわからないが、『声に出しながら経を書き進む内に』知識として知っていた「仏教思想」と異なった何者かが、心に浮かんでくるような気がする。

民衆に知識を伝える(根付かせる)ために宗教的儀式とアイテム(「経」「念仏」「儀式」「賛美歌」)はあるのだと単純に考えてきたが、間違えていたようである。

もう少し時間をかけてみようと思う。





しかし、写経というのは面白い。
お骨の前に座っていても手持ち無沙汰でない。
ゆっくりと様々なことが蘇ってくる。

ふと、長距離を泳いでいる時、何も考えていない事を思い出した。



今日で12日目位である(ちょうど禁酒を始めた頃からだということに気がついた)。

おおよそ、1/3位まで進んだ。
四十九日にはどこまで行っているだろうか。








このリンク、ゆっくり読んでみよう。

ここの解説が面白い。









曹洞宗は「修証義(シュショウギ)」なのだろうか。初七日の時に和尚様がお読みになっていた。

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