「血糖値プロファイラー ( Blood Sugar Profiler )」の仮説そして思想 プログラム仕様を考える上でのランドマーク プログラマが糖尿病になったなら

今のこの時点をランドマークとして、「血糖値プロファイラー ( Blood Sugar Profiler )」の仮説とする。


「過去を記録して未来を予測すること」これこそが重要である。
その過去と未来をつなぐ「ルール=仮説」こそが重要なのだ。


【糖尿病の本質】

多すぎる炭水化物の環境は人の体の機能に負荷をかけすぎる。
また高い血糖値はタンパク質を変性させるために体の各部分が適切な状態でなくなっていく。
不適切な部品で修理された自動車のようなものである。


糖尿病の本質は、糖化したタンパク質を部品として、体の細胞がリビルドされることにある。

悲しむことはない。
45日(程度)で人の体はリビルドされるのだ。

私達は同じように見えても(分子生物学的には)全く違った存在となっていくのである。

正しい食事を見つけ、体の中身を適切な状態にすることで違った自分として生き返ることが出来る。

これが今の僕の結論である。

そして僕のソフトはそんな心を持った人たちの助けになるようなものにしたい。

僕は「血糖値プロファイラー ( Blood Sugar Profiler )」の開発者であり、第一ユーザーであり、監督である。


【糖尿病の仮説】

1)炭水化物はブドウ糖に分解されて、無条件に最大限の量が体内に取り込まれる。

2)脂肪、タンパク質は必要量しか取り込まれない(炭水化物との比較においてであるが)。

3)体内でブドウ糖は「インスリン」が分泌される範囲内で『脂肪細胞に取り込まれ』脂肪となる。

4-1)脂肪細胞が、ブドウ糖を取り込み脂肪に変換していけるあいだ、血糖値は「正常範囲」にある。
4-2)細胞が、ブドウ糖を取り込みグルカゴンに変換することも同様に重要である。

5)『「インスリンの分泌量」「脂肪細胞のインシュリン受容力」の関係』で、ブドウ糖の取り込みは決まる。

6-1)インスリンが関与しないでブドウ糖が細胞に利用される場合もある。
6-2)脳、赤血球、(負荷がかかった状態)筋肉細胞などである。

7)体全体の代謝において『インスリンの分泌、利用』が上手く行われなくなると、血糖値の上昇が始まる。

8-1)血糖値がおおよそ180mg/dl-を超えると糖が尿に出始める。
8-2)この時点から「医学のマニュアル=レセプトでの点数」では治療が可能となるが、実際の病気のスタートはもっと早い。


食後高血糖が問題視されている。
この問題の本質は、血糖値が適切な範囲内のにあっても問題が起こるというか説の根拠である。

高炭水化物の食事から一気に入り込んでくる「ブドウ糖」を膵臓は迎え撃つ為にインスリンを一気に分泌する。






【ソフトを作る決意】

4/8に糖尿病の合併症を指摘され、糖質制限と自己血糖測定によって多くの発見をしてた。
同時に、血糖値を管理しているソフトやwebサービスを探したが、満足できるものが見つからなかった。

インスリンや血糖降下剤による低血糖を防ぐためのアプリが多いのである。
まあ、開発自身に大変なコストがかかるので、製薬会社(インシュリンの提供会社とその関連企業)の紐付きなのであるそれも仕方がない。



これらのアプリの「もっと大きな問題」は、『医師の目線』で作られているのである。
「こういう機能があれば、医師にとって便利だなあ」と言う視点である。
つまり、医師が、インシュリンを処方して、低血糖にならないようにするためのソフトなのだ。


医師が、患者に宿題を出して、患者がそれを行う。
先生に怒られたくないから一生懸命に宿題をする。そんな感じなのである。

薬もかかさず飲んでいい子にしていれば、先生が病気を直してくれる。

今、僕はそういう考え方は間違えていると思っている。

患者は病気の入れ物ではない。
自分自身の問題として向き合わなければならないのである。

医学は、あくまでも一般論でしか無い。
個人が向き合う現実との乖離を分からなければならない。


僕はあくまで個人としての立場から病と向き合い、このソフトを作っていきたい。




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