検査結果の記録 GA(グリコアルブミン)が正常範囲に収まった 糖尿病の治療とは何だろうか

【血糖値が普通の人になった】

今回、A1cではなくて「グリコアルブミン(GA)」の検査をしてみた。

GA(グリコアルブミン)15.5であった。
基準値(3.5〜16.0)

A1cと同時の検査は保険適用外になるということで、A1c は行わなっかけど、知りたくなった。


A1cに関しても、追加での数値を出してもらった。
7.2だった。正常値が4〜6.2だからずいぶん高い。

GA 降下 A1c 降下 記載
4 2015 7 25 15.5   7.2 -1.5
3 2015 6 24     8.4 -1.8 Page
2 2015 5 26     10.2 -2.1 Page
1 2015 4 24     12.3    


A1cが過去1.5ヶ月の数字の反映で、GAが2週間の反映であるからだ。
と言うか、『A1cの測定のソースは45日の半減期で、GAのソースの半減期は15日である』と言った方がいい。
45日の半減期というのはそうとう長い間、昔の生活が反映されてしまう。


血糖値がその瞬間の数字でしか無く、体全体に対してのダメージはその積替せねである。
いかに検査値から体に対してのダメージを『類推』するかの問題である。
terumo_data_days.pdf 直

この違いは大きいなあ。


自己血糖測定の生活は、毎日が発見である。
そしてそれが、平均的な数値にどう反映していくかが重要なのである。
毎月の結果に一喜一憂するのは人の心である。


出来るだけ励みになる方がいい。


まあ、これで大体の相関関係はわかったので、今後はGAを利用することにしたい。





余談であるが、このページに書かれている表を見て笑った。
こちらのページに笑ったのではなく、糖尿病の患者に対しての高圧的で、一方的な医師の態度に笑ったのです。

学校で生徒を評価する単位が「成績」である事と同じ不愉快さを感じる。
しかし、どうすればいいのか、どう変わればいいのかが上手くわからない。

6.2未満
6.2〜6.8
可 不十分 6.9〜7.3
可 不良 7.4〜8.3
不可 8.4以上

評定の方法が実に学校の成績のように考えられている事がわかる。

憂鬱になる。


こちらのページは、なにかトピックスを検討するときに、見ることにしている。



【糖尿病の原因を探り、「治療」を考える。】

血糖値を下げることを治療ということが多いが、それは全く違っている。
血糖値が高いのは、結果であり、原因ではないのである。
外見的な結果を繕っても、その本質が変わらなければ、いずれ厚化粧は剥がれ落ちる他無いのである。


インスリンや血糖降下薬は血糖値を下げるが、決して治療にはならない。
インスリンがβ細胞を休ませて回復につながる場合などは除く
バーンスタイン博士も、インシュリン注射が膵臓の機能を回復させる事があることを認めている。
僕は運良く食事(+自己血糖測定)で適切な値の生活を見つけられた。.

糖尿病(2型/肥満タイプ)のスタートは多すぎる炭水化物の環境で生きることである。

地球上のすべての生命は『ブドウ糖』という共通の通貨(言葉)を持つ。
ブドウ糖は種を超えた生命の「共生」を成立させるために必要なプロトコルと行ってもいい。

炭水化物は、人の脳に「至高感」をもたらす。
おにぎり、サンドイッチ、カップラーメン、気持ちがいいから、値段が安いから
インスリンは、脂肪細胞にブドウ糖を取り込み、脂肪として蓄積させる、

やがて、脂肪細胞はこれ以上蓄積できない所まで大きくなる。
その時点で、細胞が取り込めないから、いくらインスリンが分泌されても血糖値は下がらない。
180mg/dlを超えると尿に糖が出る。

この時点から、β細胞は死に始める。高すぎる血糖値はβ細胞を殺すのである。


β細胞が死に始めると、インスリンの分泌が少なくなる。

ますます血糖値は下がらなくなり、ますます、β細胞は死んでいく。

かつての血糖降下剤(SU剤系)はこの時点でβ細胞を「叩いて頑張らせる」薬であって、一時的に血糖値は下がるが、ますますβ細胞は死んでいく。


インシュリンが出なくなると、脂肪細胞はブドウ糖を取り込めなくなり、筋肉も分解され始める。
「危険な状態のケトアドーシス」である。
注意するべきなのは「糖質制限中のケトアドーシス」とは全く異なっている点である。
この状態が続くと痩せ始める。

同時に様々な血管の病が発病を始める。


どの段階でどんな治療が考えられるだろうか?


糖尿病の治療とは、2つの目的を持つ。

 A)β細胞を出来るだけ元気にすること
 B)インシュリンの「器官-組織-細胞」に対しての効力を高めること

その手段としては

 1)多すぎるブドウ糖の環境から脱却すること
 2)運動をすること

である。



1)のためには、『糖質制限』の食事を組み立てることである。
催事なことは、具体的な食事の作り方を、その人のライフスタイルで、継続可能は方法を提案することである。
人はみな人生を生きる。それぞれのライフスタイルから離れることは出来ない。
「食事指導」という言葉があるが、単に目標の「カロリー・糖質量」を指定して、きれいなレシピを並べても、継続可能であるかはまた、話が別である。






僕の糖尿病はどんなタイプなのだろう



僕がどんなタイプがわからなければ、治療も何も出来ないから、『IRI インスリン検査』と『CPR Cペプチド』の2つを検査してもらった。

なんと25年間の糖尿病生活で初めての事である。
今後この数値がどう変わっていくかを見て行きたい。

項目 基準値 解説
GA 15.5    
IRI 2.7 5〜15  こちら
CPR 1.4    
空腹時血糖 116    

HOMA-Rを出したかったのだけど、どうもよくわからない。



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