足の指先の痛みの変遷
糖質制限を初めて、最初に起こった変化の一つが、足の指先の痛みの軽減である。
「血管が詰まって足の指先が痛む」と言われるが、実際にそうなのかどうかは異論があるようである。
僕も、糖尿病の末梢神経関連のトラブルは、そう簡単なロジックでは成り立っていないと言う考え方に賛成である。
血管を流れる血液がドロドロになるとか、心臓が血液を送り出すとか言うが、余り科学的ではない。
その考え方のイメージする血管のモデルは上下水道のモデルである。
水道管と下水道が、各家庭という細胞に水(肝臓)を配布して、汚物を処理施設(腎臓)で処理する。
ところが、昨今の血管と細胞、臓器の関係についての考え方はそういう簡単なものではない。
血管と肝臓や腎臓と言う臓器は分かち得ない。
血管自身もものすごい早い速度で再生を繰り返している。(僕はこの再生力を信じている)
血流にとって心臓以上に重要なのは血管自身の脈動である。末端の血管自身が血液を吸い込んでいる。
そう考えると合点がいく。
生命は最初に心臓は持っていなかったのである。
分化した細胞が外部から取り込んだ栄養素をそれぞれに分配しあって行く過程で血管や心臓が生まれてきたのである。
最初に道があったのではない。
上下水道のモデルだと最初に血液が固まって、血管が詰まって、組織が死ぬ。
しかし今の考え方では、末梢の血管の脈動が上手く動かなくなって、血液が循環出来なくなって、細胞が死ぬのである。
このプロセスに、高血糖が密接に絡んでいるようである。
末梢神経は脳とつながっていてその神経のネットワークは脳側にある。
糖尿病は、統合的な全身の疾患である。
果たして今の方法で、どこまで行けるであろうか。
もっと学ばなければならない。
さて足先の痛みであるが、随分軽減しているが、新しい感触になっている。
当初はしびれが強かったが、一旦しびれが消えている。
その後、大きな手で掴まれているような圧迫感が続いていている。
横になった時は、また同じように、熱い感じがする。
しばらく前から、時々、鋭い刺すような痛みが指先に感じることがある。
この痛みはお腹の脂肪のところや背中の肩甲骨の横辺りに感じたことがある。
頻度は非常に少ないが.........
「糖尿病の解決」によれば、この痛みも治癒の1プロセスなのだそうである。
血管の総延長は10万kmに達して、6リットルの血液が、ドラム缶一本もの循環のする。
約10秒で心臓から出てまた戻ってくる(体を一周する)。
今調べたら少し違うみたい。
ここが面白かった。
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