ベネッセ事件に思う なぜ、人は犯罪を行うのか…..

何とも、犯人が捕まって一段落の様相を見せている。
世の中では、セキュリティの危機を煽り、大喜びである。

どうにも納得がいかない。

彼が一次雇用されていたソフト会社の名前は出ていない。
貰っていた給料も出てこない。
ベネッセが、一次雇用先に払っていた金額も出てこない。
彼が派遣先でどんな待遇で雇われていたかも出てこない。
一般の社員とどんな格差があったかも出てこない。

会社の金を使い込むとか、備品を持て帰って家で使うとか、不正な事をする社員は後を絶たない。
会社の金で、自家用車を買う社長も後を絶たない。


会社は社長の私物でもなければ、社員は生産の為の道具でもない。
「疎外」と言う経済用語は人が社会(仕事)の中で人として扱われなかった時の苦痛を意味する。
そしてその苦痛を回復するには、その組織の禁止事項を行い、ネットに公表する。
ネットのなせる技である。ネットの無い時代はどうしてたのかなあ〜

冷蔵庫に入ったり、裸で客席に座ったり、ピザの生地を顔に貼付けたり、まさに、何でも有りである。


社員にモチベーションを与えるのは「正しい評価」と「公平な扱い」、そして「自分たちが共に生きる」という決意である。


彼が正しいとか、仕方が無いとか言うつもりは無い。
人々が、問題の根を見つめない所が問題である。

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