2014/6/12-14の出張

あまり寝ていない状態で、打ち合わせに突入。
夕刻からの宴会で、気がついたら「中央署のトラ箱」の中であった。

東京駅のそばで寝ているところを心配した人の通報で警察の人が来てくれた。

人生2回目のトラ箱である。
パソコンや財布や様々な物がなくなること無く保護してもらった。
警察の方々に感謝である。
4:00に出て歩いて東京駅に向かうがタクシーで到着。

カバンの中から「寿司、イカ天、唐揚げ」が見つかった。朝ごはんに頂いた。





13日は大変良い天気で、初夏であった。
午前中飛び込み営業を行う。
ネットで探した横浜のスイミングさんである。
軽く追い返されて、その道を帰る途中で美味しそうなイタリアンレストランを見つけた。
まあ、飛び込み営業など仕事の邪魔でしかないが、ちょっと悲しい物がある。


しかし、飛び込みに向かわかければこの御店と出会うこともなかった。

OSTERIA il FUOCOさんと言うお店である。
食べログではこちら。


グラスワインを2杯飲んですこし昨日の疲れを癒やした。


【リコッタ、ジャガイモと麦のサラダ】

今度やってみよう、白ワインビネガーが上品で、あまりオリ-ブオイルが出しゃばらないところもいい



【牛の脾臓のパニーニ】

内臓系のイタリアンって大好きである。
味付けが絶妙で旨かった。
半分食べて、パスタのお腹を残しておいたのだが結局は皆食べた。
トリッパを自分で煮たことを思い出した。
そういえば、あの頃いっぱいイタリアンを作っていた。手打ちラザーニャフォッカッチャ、美味しかったなあ。
初夏はイタリアンの季節だ。




【ボロネーゼ】

一般的にボロネーゼは牛肉であることを強調するなあ、いつも思っていた。
ここでは控えめで美味しかった。



【ババ】


スポンジの生地に酒かけて、クリーム載せるのである。(エスプレッソかけてチョコ載せればテラミスである)
余り日本のお店では見ないので嬉しかった。

僕は、「マカロニ」と言う映画でマストロヤンニとジャック・レモンが二人で食べる。
確か、熱くて甘くて人生の様な味だと言っていたような気がする。

2分の所でババを2つ頼んで二人は食べながら歩く。
マストロヤンニさんが食べ方を教授しながら二人はいたずらっ子のようである。
素晴らしい。

残念なことに、DVDは売られていないので手持ちのVHSを確認したいのだけどなあ。

エットーレ・スコラさんの映画で僕は大好きなのだ。ちなみに最近ル・バルを見つけた。




【夜のメニュー】

夜にまた来ようかと思ったのだが、今日は予約でいっぱいだったそうだ。
人生のいつかまたこれたら幸せ。



午後、大学時代の恩師と会った。

ちょっと書ききれないくらいの思い出が、溢れでてしまった。

子どものいじめのこと、「百年しばた」のこと色々と話が出来て嬉しかった。

もう大学を出て30年かなあ。
先生にお会いできてとても良かった。
時間が経つと分かってくることもある。

秋に新潟に来ていただけるようにお話した。

次に会う時までに「百年しばた」のペーパーを完成させておかねば。


このページの最後に先生の言葉を引用させてもらった。

若いころ、先生と出会えたことはとても素晴らしい体験だった。


最近の学生は飲み会に出ないと言う話を聞いて、面白かった。
飲み会に来ても皆空っぽだから面白く無いからなんだという。
僕もそう思う。
しかし、そんな子どもを創ったのは目的(人生においての意味を考えさせることの)なき義務教育である。子どもに責任はない。

ラクタン、サークル活動、アルバイト、空っぽ(人生の目的を考えることのない)の大人が出来上がり、日本のチカラは消えていく。

この件はまた今度、なんか「百年しばた」の結論が見れてきた。


高島屋で鞄と財布と名刺入れを買った。


夜は、昔からの開発者仲間と会おうと予定していたのだが、急な仕事でお流れとなる。
せっかくだから、友人に連絡を取るが、急に疲れが出て、動けなくなり、キャンセルさせてもらった。
まあ、なにか食うかと思い歩いていけるところの昔からの町並みに足を運んだ。

そこは、コリアンタウン(韓国人街)の風情があり鶴橋を思い出した。

「幸河」と言うお店を見つけて入ったのだが、最高に旨かった。
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-17-1 1F
こちらに紹介があった。


手創りキムチなのだが、一口食って旨さがわかった。
実にみずみずしく、辛さが心地よいのである。
白菜の芯の部分の柔らかさ、まろやかさは絶品である。



この冷麺、細さ、コシ、スープの旨さ、どれをとっても素晴らしい。
今まで食ってきた冷麺は何だったのだろうかと思ってしまう。





サンチェはよく食べるが、「エゴマの葉」がついてくるお店は少ない。
新鮮で旨く、残さず食べた。



このハラミ最高であった。
新鮮さが、凄いのである。



ああ、また食べに行こう。

僕の焼肉屋さん記憶に、1ページが追加された。


ちょっと感動である。


しかし、トラ箱入りで体調崩していなかったら、この御店に出会うこともなかった。






料理は文化から切り離されては意味が無い。
安心できる食べ物をお客さんのために作り、お客さんはお店の人と、共に価値を共有することで「安らぎ」を得る。
イタリアンと朝鮮料理、違っていても自分の信じる価値を共有しようとしているお店だ。
素晴らしい。











14日は多摩に行き、目黒で兄と会って焼肉を食ってビールを飲んで家に帰った。

なんか疲れたなあと思ったが、やはり、トラ箱のせいだろうと思う。



今回の教訓「犬も歩けば棒に当たる。」
棒の方は迷惑かもしれないが……….



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