わが惑星、そは汝のもの アシモフさん大好き mixiから引越し2006年09月05日 20:28

私はロボットから始まって、僕はアシモフさん(SF)が大好きだった。

小松左京さん、筒井康隆さん、星新一さん、皆大好きだ。

レビューの一番下に書いてある対談、本の山の中から(ここ)見つけた。

アシモフさんの「科学人名辞典」と言う本があるのだが、僕は大好きである。
この本は本当にすごいよ。


1979 早川書房 アイザック・アシモフ, 山高 昭

アイザックアシモフ博士はとても良い人。会ったことはないけどきっと素晴らしいのだろうなあ。
私はロボットをはじめとする様々なサイエンスフィクションを書いている事で知られているけど、僕が本当に好きななのは、この本に代表される科学エッセイなんだ。もちろん、私はロボットを何回読み返したか分からない、浪人時代に英語の勉強の為に買ったペーパーバックはまだ本棚にある。

科学エッセイシリーズは本当に沢山の主題に対してアシモフ博士独自の論を展開している。僕はかなり影響を受けた。
何かの議論になったとき、何度助けられただろうか。

この本だったと思うのだけど、(と言うのは今出張で東京なので本を持っていないのだ。)自分の父親がアシモフ博士の本が沢山有ることを驚いて誰にこんなことを習ったのだと聞かれてそれはお父さんあなたなんですよ。と答えるくだりが有るのだが、僕は涙が止まらない。
アシモフ博士のお父さんはロシアからの移民で、英語の読み書きが出来なかった。一生懸命働いて、アシモフ博士を育てたのだった。
アメリカ建国の論の中で出て来る話題
なのだが、僕は大好き。
アシモフ博士の作品に貫かれている人間に対しての信頼と言うか、愛と言う様なものを僕は大好きだ。
人に対しての愛情が有るからこんなに素敵な人なんだろうなあ。

一般に言われる様なハードSF(科学面が強調されている小説)よりも、彼の小説は社会学的な面が強調された作品の様な気がする。『銀河帝国の興亡』なんかも全くスターウオーズとは趣が異なっているところが面白い。そして知の中心として図書館を考えるあたりも彼らしい。

もう絶版になっていると思うが、「科学技術 人名事典」と言う本が有ってその本がやたらめったら面白い。時系列順に科学上の大きな発見をした人を並べているのだが、読み物として最高である。そこには古今東西の科学者に対しての愛があるのだ。

アシモフ博士の訃報を聞いた時の喪失感は今でも良く覚えている。
そうそう、アイザックアシモフSFマガジンを結構持っていたことを思い出したなあ。今どこに有るだろうか。

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