橋下の誤り
僕は橋本嫌いだ。
国歌斉唱にしても刺青検査にしても、最悪である。
セックスはいいものである。私たちはセックスから生まれてきたのだ。家庭を持ち、愛を知るためには必要なものである。
人生のパートナーとセックスをする機会があればいいのだが、そうもいかない場合がある。
この男は、あたかも「道具=兵士」を効率良く使う為に餌を与えるように風俗店で性欲を満足させろと言っている。
兵士を道具として扱い、風俗店の女性を道具としてみる。
ヒトを職業で判断して、道具としてしか扱わない。
刺青検査でもそうおもった。
その人の内面を考えようともしない。こういう輩をサイコパスという。
社会には多く生息する。どうも社会的地位の高い連中に多いような気がする。
橋本の間違いは「兵士だけが性欲のはけ口を必要としている」と論じたところだ。
兵士だけでなく、すべての人間(男女問わないで)は性欲という制御の非常に難しいものと向きあわなかればならないということなのだ。
橋本自身不倫問題を起こしている。なぜ、風俗で性欲を解消しないで不倫などという方法をとったのだろう(笑)。
僕は以前から、学校の先生の性欲の処理に問題があると思っている。
会社は同様にセクハラ、パワハラに溢れているではないか。
あれも性欲である。
タイガー・ウッズはどうだった。シュワルツネガーのつまづきは不倫の子であろう。
みな、性欲と向き合って生きるのに大変である。
僕だってそうだ。だれだってそうである。寂照先生に聞いてみなさい(音が出ますmp3音源です)。
彼女のように語れるといいのだが、まだまだだなあ。
従軍慰安婦の問題で、自民党を援護するつもりで橋下は今回の話をしたのだろうが、ダメだったねえ。
カジュアリティーズと言う映画を知っているだろうか?ベトナム戦争でレイプ事件を起こした兵士の物語である。
「戦争のはらわた」と言う映画の中で捉えたロシアの女性兵士をレイプするシーンが有る(と言うか強制的にフェラチオさせようとして.......)。
人はその営みの中で性欲と向かいあっていかなねばならないのである。
男も女もである。
もう一つ腹立つのは「風俗業界」で働く人を自由意志で入った人たちであると断じている所も問題だよなあ。
ソープで不特定多数の男性と性交する仕事をしている女性が好き好んで働くだろうか。
彼女たちは働く場所がなく、どうしようもない人生の選択だったのではないか?
貧困の中で売春の様な仕事をしなければならないヒトをなくするのが政治の役割ではないか?(無論、趣味と一致して働くのは有りであろうが.....。)
あたかも、不特定多数の男と一日に何回もセックスさせられる仕事に喜んでついていたようなものの言い方にはゾーッとする。
セックスは、心に対して強い独占欲をもたらす。
それがえることが出来ないとき、相手をただの道具と扱おうとする。
道具としてしか扱われない人生はつらいものである。
かつて(戦争前の頃)、性を商う女性は社会の中で蔑まされていた。(今もそうだと思うが)
社会の中での女性のいる場所は「夫の所有物」か「お妾さん」か「女中」か「売春婦」しかなかった。
そんな時代の意識なんだろうなあ。
社会は変わった、労働者は十分な給料を得ることができないで、夫婦共働きが当たり前になった。
また、市場経済は強制的にヒトを労働する道具にしてしまう。
残念ながら、仕事で人を判断してしまうのが私達である。
僕が鉄工所に務めていた頃、ナッパ服で電車になることが有った。
周りの態度が違ったように感じたのだが、あれは僕の気持ちの中だけではなかったような気がする。
戦車に乗って喜んでいるような指導者も最悪だが、こういうことを平気で言う政治家も最悪である。
そのうち赤線復活とか言い出すんだろうなあ。
石原なんて言っていたのであはないかなあ。
自分たちにふさわしい政治家しか持てないのが民主主義である。
次の選挙が楽しみである。
あんまり腹がたって仕事にならない。
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