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「当事者」の時代 (光文社新書)

「当事者」の時代 (光文社新書)


マスコミを見ているとユニクロをものすごく良い会社のように書いているが、本気か?

この会社にはほんとうの意味の労働組合など無いのだろうなあ。

僕はかつて、労働争議で労働組合の意義の一端を垣間見た。

会社のことを考えながら、時間も給料もかえりみないで頑張る人生。
自分の人生が砂場に撒いた水のように経営者に吸い込まれていく事に気がついた時、戦おうと思うのだろう。


しかし、気がついた時は自分の無力さに唖然とするだろう。

「俺はそれどころじゃない病(by 宮台真司)」にかかっている人々と共闘するにはどうしたらいいのだろうか。



最近、「当事者の時代」という本を読んだのだが、めちゃくちゃ面白い。

毎日新聞の記者であった作者が、マスコミの生態を浮き彫りにする。
僕は体制をマスコミが維持させると言うよりも、マスコミが維持されるような体制を作ろうとしている姿が浮き彫りになっていて面白かった。


マスコミは、神の視点で弱者に憑依して、あたかもわかったようなことを書く。

市民運動も同様に感じる。
市民運動に興味を持たない人々(「俺はそれどころじゃない病(by 宮台真司)」)とどのように共闘するかである。

どうしたら、訴えかけられるのかなあ。

3.11直後、人々は原発問題を自分の問題と感じた。
今、殆どの人は自分の問題ではなくなっている。



僕にとっては、労働問題も、原発問題も根は同じである。
どうしたら人々はジャンプできるのだろうか?



カジカに齧られたドジョウが死んだようだ。(これは暗号ではありません。)

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