シャーロック大好き その2

以前書いたのだが、シャーロック最高である。

人の成長こそがドラマであり、感動を生むものなのだ。

シャーロックとモリアーティはよく似た存在ある。善と悪の対立と論じられる事が多いが、僕はそうは思わない。

シャーロックとモリアーティの差は『愛してもらえる存在、愛する存在」を見つけられたか見つけられなかったかの差である。



人にとって大事なものは、自分を偽らないで生きた時、自分を愛してもらえるか、偽らない自分で誰かを愛せるかである。
そんな普遍的なテーマをこのドラマは描いている。

「誰にも分かってもらえない自分」=「孤独な魂の救済」の物語なのである。



僕らは毎日生きる。
常に偽りながら生きている。
本当に欲しい物を、本当に成りたいものを、隠しながら生きねばならない。
社会の中で生きるという事はそういうことである。

ラングとパロールという言語学のキーワードもそれである。
偽りを捨て去ることが、安吾の言うところの「堕落」なのである。



そんなふうにこのドラマを見ると面白い。

そしてそんな理屈は飛び越えてこの物語は人々を感動させる。

ベリーグッドです。

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今日も見直していたのだけど英語字幕がないのが残念であった。

以前見つけたページでは最後のほうが載っていなかった。このページとても楽しいのでゆっくりと見てみよう。


そこで、『S2ep1』で検索してみたら有ったのである。このキーワードもすごいなあ。
やはり、シャーロック・ホームズはイギリスの宝である。

こちらに英語と翻訳がアップされていた。
素晴らしい。

勉強になるなあ。

300621