奴隷作成装置としての知的財産の保護2007年07月07日02:57
- 作者: 白田秀彰,加藤一郎,中山信弘,知的財産研究所
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後進国(なかなか凄い言葉である。)は不幸である。
自国の資源を貿易という名目で奪われ、輸入される工業製品は生活を破壊し、情報は言葉と文化を奪う。
技術を得て工業製品を作った所で、特許やら著作権やらでピンハネされる。
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中国や台湾といった国々が知的所有権を守らないという記事を見るたびに、勝手な理屈だと思う。
かの国では貧しくて食えなくて死ぬ人間もいる、そんな国で生きている人間に億万長者にもっと金儲けさせる為のルールを守れと言って守るはずが無い。
よく考えられた暴力を使わない奴隷制度である。
お前たちの知的財産権も守ってやるから、こちらの知的財産権も守れ何て言うのは、F1で裸足のランナー相手にフェアに戦えという様な物である。
どこまで金持ちになれば気がすむんだろうかねえ。
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何もしないで金儲けしたいというのは確かに夢だが、あまり良い事ではないな。
せいぜい宝くじにしよう。
僕は、反グローバリゼーションと呼ばれてもかまわない。
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深く豊かな文化を持っていたフィリピンが、先進国がバナナを高値で買うという経済活動を通じて生活を破壊して行ったプロセスを勉強した事があるが、どうにもならない怒りを感じた物だ。
僕らがたどった道でもある。