作り手を“やる気”にさせる著作権とは : mixiから引越し2008年01月29日20:42

作り手を“やる気”にさせる著作権とは――島本和彦氏など語る
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/28/news012_3.html


色々な事が論じられていて面白い。

白田先生良いですねえ。何とも嬉しい。100〜300年後の社会を見据えて論文を書くって凄い事だ。楽しみにしているのです。

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DRMと補償金の関係に関して言えばまさにそのとおり。
DRMはどこまで行っても破られるか、使いづらくて使えなくなるかしかないと思う。

補償金はもの凄い巨額になるので、よほど透明で、明瞭な組織が徴収、分配しなければ理解を得られない。そう言う意味でJASRACの様な政治家と官僚がつるんで作った様な組織は×。

その組織に、先生は政府という表現をしているが監視をきちんとする必要があるという観点からすると、しょうがない様な気がする。


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作品を作ったスタッフ全員に、『一次公開』以降の利益を還元するというのは大事な事だと思う。


余り論じられていないが、作品には、『一次公開』『二次公開』とでも言うべき収益のフェーズが有る様な気がする。

本なんか作る時は『一刷』の部数とコストで完売したらトントンになる様に値段設定していると思う。これは最初の利益で、この中から製造に対する利益は考えられていると思う。

『二刷』以降は、イニシャルコストがクリアされているので、定価を変えないのならその分が丸々利益になる。

イニシャルコストにはその作品を作った多くのクリエータのコストが入っている。

つまり、二刷以降の本来クリエーターに分配されるべき利益が出版会社の利益になる。

問題は、一刷が売れ残った場合である。その場合は出版社が赤字をかぶる事になる。

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映画なんかだと、劇場公開で観客動員数が何人以下の場合「赤字」という様な所が『一次公開』に入るのかなあ。


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その作品は元を取ったから著作権フリーにするって言う様な気持ちになってもらいたいな。

劇場で利益上げて、 DVDで利益上げて、その上ネット配信でまで上げなくていいだろって....

U2の代理人が怒っていたみたいだけど、そこまで金持ちになったら、後は良いだろっって言いたくなるよな。




あ、まだ書きたいけど、泳ぎに行かなくっちゃ。
http://www.inet-shibata.or.jp/~diet/ti/
僕は魚なのだ。