糖尿病の食事学(10):驚きの5K減、従来のダイエットでは考えられない!!

僕は20年来ダイエットに取り組んで来た。食事を変えなければ糖尿病は治らないからだ。(治ると言う表現には問題があるのだが)
文字通り、命がけである。

5月6日から、糖質制限を始めたが、意識的に強力に炭水化物を排除し始めたのは最近である。

5kg体重が落ちたのである。

従来のダイエットでは考えられない事だ!!
5kgの脂肪はカロリーにして35,000kcalである。
これを30日で減らすには一日1,500kcalを必要カロリーから落とさなければならない。
僕が一日1,800kcalの生活をしていたとしたらほとんど絶食しないと達成出来ない。
従来のダイエットでは「60-20-20(カロリーに占める、糖質-タンパク質-脂質の比率)」に捕われているのである。
カロリーを落とす場合も「脂肪」を抜いて行く場合が多い。

当然肉体に必要な栄養素は足りなくなるからもっと食べたくなる。
また元の食事に戻る。->それをリバウンドと言う


問題なのは、体が満足出来ない食事である。

糖質制限ダイエット』では、インシュリン=肥満ホルモンと位置つける。(無論適量のインシュリンは必要だし常に出ている必要はある。問題は大量の炭水化物を摂取する様な今の僕らの食環境にある。)
ヒトの進化の過程を考えてみると『穀物』を栽培を始めたのはこの1万年の間である。
ヒトが存在始めたのが700万年(と考えれば)のうちの699万年は炭水化物は今ほどには取れなかったのだ。

血糖値を下げるホルモンが『インシュリン』しかないと言う事も納得ができる。

糖質制限ダイエットはヒトそのものの命の形に一番合っている姿に変えようとしているだけなのである。


マクロビオテックス(玄米食)などにも強い関心が有り、ここ20年玄米を食べて来た。
初めて玄米食に入った時は感動だった。
そして今の食事(糖質制限食)は体の芯からの満足感がある。

ヒトの体と言うのは面白い物である。



穀物は、『製造->加工->消費』にコストがかからない。
市場経済においては企業が儲けられる食品なのだ。
コンビニやスーパーの棚を見るといかに炭水化物由来の製品が多い事か!!

細胞の2つの本能(大きくなりたい、分裂して自分の仲間を増やしたい)にとっても『炭水化物->糖』のセットは都合がいい。
だから、細胞は『炭水化物->糖』となるような食事を望む。

つまり、癌(全体のルールを無視して分裂して仲間を増やす)にとってもその食事は都合がいい。


世の中の「糖尿病の医者」「医薬品メーカー」「穀物メジャー」は当然反対するだろう(している)。

しかし、これだけ顕著な結果が出るダイエット「正しい食事」を覆す事は難しいと思う。

なにせ、戦後の栄養学『60-20-20』が糖尿病を減らなかった事が間違えている証明である。

昨日の昼食

豚肉、ベーコン、豆、ガンモドキ。厚揚げ、人参、キノコ、ナス、ピーマン、キャベツ

カロリー的には多分4-500kcalは有ると思う。




沢山作ったので、今朝残っている物で食事にした。
牛乳とチーズ、蒲鉾、ナッツを一緒にとる。
低GIのビスケットは食べなかった。

どんな食材をどう調理すれば良いか研究中である。







糖尿病が『贅沢病』だったのは昔の事なのである。
2200万人もの糖尿病患者が、「皆」贅沢をしている訳がない。
安価で手に入りやすい「炭水化物由来の食品」を食べる他ない貧困層の問題であるのだ。

食品ビジネス、糖尿病ビジネス、その両者は貧乏人から金を搾り取ろうとしている。


憂鬱である。



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