仕様探求の旅に出かけよう。(1):仕様をまともに作るぞ

僕の生業は「ソフトウエア開発」である。偉そうに聞こえるが、大したことではない。八百屋さんが野菜の扱いを知り、魚屋さんが魚をさばけるのと同じ様に、お客様の困った事を『コンピュータを使って解決する』仕事だ。

『仕様』と言う言葉が有る。
ソフトを作る時に良く出て来る言葉だが、これほど定義があやふやな言葉はない。

もう随分色々なソフトを作って来た。
沢山のお客さんにご迷惑をおかけした事は事実である。

依頼されて、見積りを作り、ソフトを作ったが上手く動かない、約束通りの業務の軽減に繋がらない、そう言った事ははいて捨てるくらいある。

システムを作る事がいかにリスクが大きいかいつも考える。
ソフトの開発者にとっても、依頼者にとっても辛い思いをする事が多い。

過去の自分の経験からもそれは言える事なのだ。

2011年の末から2012年の初頭にかけて、大きなシステムのテスト工程に関わった。
その時に『パーフェクトソフトウエア  日経PB社 ジェラルド・M・ワインバーグ』を読んだ。
その時に、いかに仕様作成が重要か気がついた。

僕はワインバーグさんが大好きで、かなり読んでいる方かと思う。
コンサルタントの秘密』は僕の人生を変えた一冊だ。


多分、僕にしか出来ないアプローチで仕様作製のプロセスを文書化出来る様な気がする。

このページの項目は長い道のりのスタートなのである。



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